赤毛のアンに学ぶ幸せの育て方
マシュウとマニラの老兄妹の暮らす緑のグリーン・ゲイブルズに、孤児院から11歳のやせっぽっちのアンはやってきます。空想豊かで赤毛を気にしているアンは、ロマンチックなことが大好きな女の子です。男の子を希望していたマシュウとマニラでしたが、感じやすいアンを理解しながら一緒に暮らし始めます。プリンス・エドワード島の四季をめぐりながら、アンの成長していく姿が描かれています。
- 著者
- ルーシー・モード・モンゴメリ
- 出版日
- 2008-02-26
空想好きのアンは、マシュウとマニラだけではなく、読んでいる人も元気にしてくれます。2014年のNHK連続テレビ小説・花子とアンでも描かれた村岡花子訳の『赤毛のアン』は生き生きとしていて、きっと英語の辞書を片手に、原本に挑戦したくなりますよ。
勉強やクラブ活動、学校行事など日々忙しい中学生。毎日を楽しむということを忘れてはいないでしょうか。物事は楽しもうと思えば、楽しめるもの、という赤毛のアンに勇気づけられ一緒に成長していきたくなる作品は、幸せになる方法がつまった素敵なクリスマスプレゼントになることでしょう。
少女の日記が伝える思いとは
誕生日に日記帳をもらったアンネ・フランク。13歳になったアンネは、キティーと名付けたその日記帳に、手紙を書くようにして日記を書き始めます。好きと嫌い、思いやり、嫌悪や怒りが生き生きと綴られています。15歳の8月1日で、この日記は終わります。アンネは、最後の日記から7ヵ月後の1945年3月上旬に強制収容所で亡くなったといわれています。
- 著者
- アンネ フランク
- 出版日
- 2003-04-08
第二次世界大戦中、ナチスによるユダヤ人迫害を避けるために過ごした、オランダのアムステルダムで書かれた『アンネの日記』。戦争が終わったら日記を発表しようと思って書き直したもう一つのアンネの日記も残されています。アンネ・フランクのその聡明さにも驚かされます。
今も世界のどこかで戦争が起こっています。歴史で勉強する戦争の話はどこか遠くのことの出来事だと感じているかもしれません。同年代の瑞々しいアンネのことばは、あの時どんなことを感じていたんだろうと、読み手の興味を深く掘り下げてくれるでしょう。日記を書くきっかけも作ってくれそうですね。
恋に憧れる中学生へ送りたい
紫式部が書いた『源氏物語』を現代のことばで描いた本です。田辺聖子の柔らかく美しい文章は、教科書のような難しさがありません。はじめて最後まで読みきることができる源氏物語と評判にもなるほどです。
- 著者
- 田辺 聖子
- 出版日
光君というあだなの通り、輝くばかり美しい源氏。平安時代の宮廷で繰り広げられる、妖しい揺らめきが放たれる源氏に、酔わされ、魅惑され、愛し愛される女人。愛を失い、愛を求め、多くの恋をし苦悩する光源氏のお話です。
恋に憧れる中学生の女の子は、これからどんな愛を見つけていくのでしょう。恋のかけひきが描かれる平安の愛の物語は、ちょっと背伸びしたい女の子への恋のアドバイスになるかもしれませんね。ロマンチックなクリスマスにぴったりの本です。