ホラーには、バトルロワイヤルのようなサバイバルホラーや、四谷怪談のような日本的湿度のあるホラーなど様々なタイプがあります。今回は、怖いのに読み進めてしまう、おすすめホラー小説をご紹介します。

- 著者
- 大石 圭
- 出版日
- 著者
- 貴志 祐介
- 出版日
- 2000-12-08
- 著者
- 二宮 敦人
- 出版日
- 2012-10-25
- 著者
- 梅原 涼
- 出版日
- 2013-11-14
- 著者
- 堀井 拓馬
- 出版日
- 2012-08-25
- 著者
- 小林 泰三
- 出版日
- 著者
- 岩井 志麻子
- 出版日
- 2002-07-10
- 著者
- 小松 左京
- 出版日
SFホラーの第一人者が描く怪奇短編集。舞台となる時代はやや古いものの、現代でも「金字塔」といって遜色のない作品となっています。内容もあまり恐怖に重点をおいておらず、どちらかといえば読後に絶望感が残るものが多め。しかし、やはり話の構成とオチの多彩さで十分魅せてくれるので、その発想力にも舌を巻いてしまうに違いありません。
もちろん、パラレルワールドや異次元などのSFモチーフも随所に登場するなど、小松左京の原点が詰まった作品集に仕上がっています。ドラマ化された作品も多く既視感を覚えることもありますが、それでもスッと物語に入り込める点は素晴らしいの一言。
昔ながらの怪談話をSFに昇華させた骨太の作品たちは、どれもかなりの読み応え。小松左京作品を未読の方は、入門編としてこの作品から読んでみてはいかがでしょうか。
「月ちる盈夜を」「壁の中には」「奇蹟」など11話からなる短編集で、イタリアにまつわる話が収められています。ここでは「壁の中には」をご紹介します。
W大学で建築を学ぶ橘隆は、卒論のテーマにするつもりだったホテルから、2月14日の夜にぜひおいでくださいとの招待状を受け取ります。実際に訪れてみると、フロントでは誰もそんな招待状は出していないといいます。そのとき背後から聞こえた囁き声が聞こえてきました。招待状を出した人物まで案内してくれるというのです。
不規則な角をいくつも曲がり、すっかり自分がどこにいるのかわからくなった頃、ようやくその部屋にたどり着きます。そこで待っていたのは、ホテル創業者の孫で、現在のオーナーであるという老女でした。最初はホテルの歴史などをきいていたのですが……。
- 著者
- 篠田 真由美
- 出版日
高屋未央によるイラストがとても美しく、ストーリーと合わせて退廃的な雰囲気を楽しめるホラー作品です。各短編の後に、篠田真由美の短い解説がついていますので、そちらも併せてお楽しみください。
先に申し上げますと、この本は非常にグロテスクな描写が多々あるホラー小説です。そのため、苦手な方にはおすすめいたしません。また食前食後、夜中に一人といった状況での読書は、避けていただいたほうがよいでしょう。気持ちが悪くなって、途中で断念する方も多いようです。
- 著者
- 綾辻 行人
- 出版日
- 2011-08-25
90年代のある夏に集まったの仲間たちが、次々と惨殺されていきます。双葉山の伝説の殺人鬼が覚醒したのです。地獄のように繰り広げられる血みどろの惨劇っぷりは、想像をはるかに上回っています。グロテスクホラーが好きな方には、それだけでも楽しめる作品と言えるでしょう。
しかし、そんな中でもしっかりミステリーは存在しています。はしがきにもありますが、全体を通して大きな罠が仕掛けられているのです。最初から気を抜かずに読んでください。あなたはその違和感に気づくでしょうか?
きっと多くの方(それも、最後までグロテスクな描写に耐えきれた方)が、最後の蛇足部分を読んで衝撃を受け、最初から読み直してしまうのではないでしょうか。
くれぐれも読書のタイミングにはご注意ください。