人間の内面に潜む闇を掘り下げて描く、イヤミスの女王として注目を浴びる作家・湊かなえ。今までに、数々の作品が映像化されてきました。ここでは、『告白』だけにとどまらない、湊かなえの魅力がぎゅっと詰まった、魅力的な作品をご紹介していきます。

主人公・深瀬和久は特に取り柄があるわけでもない、普通のサラリーマンです。目立たず地味に過ごす毎日の中で、楽しみといえば美味しいコーヒーを飲むこと。「クローバー・コーヒー」というコーヒー豆専門店に、毎日のように通っている深瀬は、そこで見知らぬ女性・美穂子と出会います。やがて付き合うようになり、幸せな気分に浸る2人でしたが、ある日その状況が一変することに。美穂子のもとに、「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた手紙が届くのです。
- 著者
- 湊 かなえ
- 出版日
- 2015-05-20
ある日、女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見されます。4階にある自宅から転落したらしく、警察は事故と自殺の両面から見て捜査をおこなっています。マスコミの取材に対し、「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて……」と答える母親。娘が亡くなってしまったのは事故なのか自殺なのか。物語は、母親と娘の両方の視点から、これまでの日々を綴ります。はたして二人の間の絆とは、母性とはどんなものだったのか……。
- 著者
- 湊 かなえ
- 出版日
- 2015-06-26
人口2万人の小さな島・白綱島。この閉鎖された空間である島を舞台に、それぞれの物語が綴られていきます。『海の星』の主人公・洋平は白綱島の出身。今はもう島を離れ、都会で家庭を持ち暮らしています。ある日届いた、島の同級生からの手紙をきっかけに、父が失踪した当時の島での記憶を思い起こします。
- 著者
- 湊 かなえ
- 出版日
- 2016-01-04
山間にある小さな町のパン屋さん「ベーカリー・ラベンダー」。そこの1人娘である絵美は、毎日のように山と青い空を眺めながら、山の向こうにある世界を空想していました。小説家になりたい、と漠然と夢見ていた絵美でしたが、時は過ぎ、店の常連客・ハムさんと結婚しパン屋を継ぐことを決めます。そんな絵美に、小説家になるチャンスが、思わぬ形で舞い込んできたのですが……。
- 著者
- 湊 かなえ
- 出版日
- 2014-10-07
1人目の主人公・梨花は27歳。英会話スクールで講師を務めていましたが、会社が倒産してしまい職を失います。両親を3年前に事故で亡くし、祖母の手術費用を工面しなければいけない梨花は、母の生前、高価な花束を毎年贈ってきていた謎の人物Kを頼ろと考えます。
- 著者
- 湊 かなえ
- 出版日
湊かなえのおすすめ作品を5つご紹介しました。告白のイメージが強い作家ですが、他にも優れた作品がたくさんあります。どの作品も読み応え十分なので、興味のある方はぜひ読んでみていただきたいと思います。