大人の忘れた世界が広がる『りんごかもしれない』
イラストレーターであり、絵本作家でもあるヨシタケシンスケの作品です。リンゴの図鑑のような印象を抱く絵本ですが、あくまで少年の頭の中の想像の世界での、りんごの解説図です。童心に返るクリスマスだからこそおすすめの絵本です。
- 著者
- ヨシタケシンスケ
- 出版日
- 2013-04-17
学校から帰ってきた男の子がテーブルに置いてあるりんごに気づきます。大人だとりんごはりんごにしか見えませんよね。美味しそうとかアップルパイ作ろうかとか、現実的なことを考えます。
しかし男の子は、目の前にあるりんごは本当はりんごではないのではないか、と思うのです。子どもの頃はこういう発想したなあ、という考えが次から次へと出てきます。
解説図鑑のような、いつでも童心に返れる絵本ですよ。
カラフルでおしゃれな絵本『誰も知らない世界のことわざ』
洒落たデザインが、クリスマスプレゼントにぴったりの本作。見開きの左のページにことわざの解説、右側にイラストが描かれます。机の上に置き、日めくりカレンダーの用途で、毎日ことわざを飾っていってもいいですし、絵画のように好きなページを飾って眺めても素敵です。
- 著者
- エラ・フランシス・サンダース
- 出版日
- 2016-10-19
本作では、ことわざや慣用句が世界中から集められています。たとえば、フランスの「ザワークラウトの中で自転車をこぐ」や、韓国の「カラスが飛び立ち、梨が落ちる」など。日本のことわざからは「サルも木から落ちる」が掲載されています。
日ごろ頑張っている自分へのご褒美としても、大切な人へのクリスマスプレゼントとしてもぴったりです。
素敵で緻密、思わず引き込まれる絵『ふたりのねこ』
本作は、イラストレーターで画家のヒグチユウコの作品です。絵は緻密で神秘的。彼女の絵を見ているだけで、不思議な世界に引き込まれていきそうです。
- 著者
- ヒグチユウコ
- 出版日
- 2014-12-01
公園で猫のぬいぐるみのニャンコと、野良猫のねこが出会いました。ぬいぐるみのニャンコは、自分の持ち主であるぼっちゃんを探すことにしました。野良猫のねこも手伝ってくれます。こうして2匹は、ぼっちゃんを探していくのですが……。優しくて切ない物語です。
読んで良し、絵を眺めて良しの絵本です。彼女のイラストのファンの人もそうでない人も、きっと特別な思いを抱く絵本になると思います。この絵本を見返すたびに、クリスマスの素敵な1日が蘇ることでしょう。