歌舞伎に携わってきた経験を活かし、江戸風俗を描くことが多い松井今朝子。その世界を知らなくてもその場にいるようなリアリティを感じさせる作品が多いです。そんな松井今朝子のおすすめ6作品をご紹介します。

報せを待ちわびる五兵衛のもとに届いたものは、「東洲斎」の雅号を付した江戸の大立者を描いた似顔絵でした。そこに描かれていたのは五兵衛の旧知の役者でした。
- 著者
- 松井 今朝子
- 出版日
- 2011-12-06
当時、中村座、森田座と並ぶ芝居小屋の市村座が潰れた代わりに作られた桐座。タイトルになっている『仲蔵狂乱』は、そこでの初の顔見せで、仲蔵が踊った狂言「重重人重小町桜」から名付けられています。
- 著者
- 松井 今朝子
- 出版日
- 2001-02-15
「あどれさん」は、フランス語で「若者たち」という意味なので、タイトルは「幕末の若者たち」となるわけですが、未来に明るい展望を持っている姿を描いた者ではありません。維新によって消されてしまう時代を生きた若者の苦悩や切なさが描かれているのです。
- 著者
- 松井 今朝子
- 出版日
- 2004-02-03
この三つの謎を絡めながら、各章は証言者が一方的に語るという独白形式をとっています。三つの謎が他者という少し歪んだレンズを通して見えてきます。
- 著者
- 松井 今朝子
- 出版日
小夜衣が、まだデビュー前で床慣れしていない自分の気後れする様子から、客が去ってしまいそうになるのを、自分の辛さは抑えつつ微笑みを作って客を引き止めます。
- 著者
- 松井 今朝子
- 出版日
- 2013-06-11
タイトルは、世阿弥の『風姿花伝』の中の一節「この道に至らんと思はん者は、非道を行ずべからず」から取られているのだそうです。「なにか一つの道を極めようとする者は、ほかの道に行こうとしてはならない」という意味なのだとか。
- 著者
- 松井 今朝子
- 出版日
松井今朝子の描く歌舞伎、江戸の風景はほんとうにリアリティがあって、引き込まれるのです。時代小説に興味がなくともミステリー仕立てのものが多いので謎解き感覚で充分楽しめますよ。