小説家、熊谷達也は直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞した「邂逅の森』を含むマタギ三部作で有名な作家です。東北地方や北海道など、主に北方の過酷な自然と人間の相剋を描く風土や文化に根ざした作風で知られます。ここではそんな彼の文庫化された代表作5作品を見ていきましょう。

共感覚というものがあります。これは五感のひとつで感じた感覚を他の器官で捉えるといった稀ではあるが実際に存在する感覚なんだそうです。この本の主人公、鳴瀬玲司は交通事故で怪我を負い同時に妻をなくすという出来事に巻き込まれます。その後ピアノの音が「香り」として感じるという特殊な能力が身につきました。
- 著者
- 熊谷 達也
- 出版日
- 2015-12-04
伝説的な潜水夫であるが、過去に息子を海難事故で無くした事への重い気持ちと孤独な心内を描いた作品「潜りさま」をはじめ、社会のニーズ、また時代の変化に自分なりの生き方を貫くタラ漁師を描く「川崎船―ジャッペ」など殊玉の作品が詰まった一冊になっています。
- 著者
- 熊谷 達也
- 出版日
そこからなし崩し的にバンドを結成し、果てはアマチュアバンドのコンテストにまで出ることになってしまいます。そこで彼は、思わぬ人と再開するのですが……。
- 著者
- 熊谷 達也
- 出版日
- 2012-12-05
「山は半分殺してちょうどいい」
- 著者
- 熊谷 達也
- 出版日
時代は大正、マタギを生業とする青年、松橋富治の壮絶な人生を描いたマタギシリーズ二作目にあたる小説です。彼は秋田の貧しい農家で生まれ、やがてマタギとなります。持って生まれた彼の特質なのか、次第に獣を狩るという喜びを知っていきます。
- 著者
- 熊谷 達也
- 出版日
現代に生きる我々は、はたしてそんな覚悟を持って生きているのでしょうか?いつ何時訪れるかもしれない自然の脅威に対して熊谷作品は目を開かしてくれるものと言っていいでしょう。そんな作品群は今の時代にあってこそ読むべき内容となっています。