何度読んでも楽しめる、海外ミステリー小説を読んだことはありますか?今回は、世界の不朽の名作ミステリーおすすめ作品をご紹介します。

- 著者
- エラリー・クイーン
- 出版日
- 著者
- アガサ・クリスティー
- 出版日
- 2010-11-10
- 著者
- ["ウイリアム アイリッシュ", "William Irish"]
- 出版日
- 2015-12-18
- 著者
- ジョン・ディクスン・カー
- 出版日
- 2011-08-25
- 著者
- ウンベルト エーコ
- 出版日
- 著者
- スティーグ・ラーソン
- 出版日
- 2011-09-08
- 著者
- ミシェル ビュッシ
- 出版日
- 2015-08-20
- 著者
- ジェフリー ディーヴァー
- 出版日
- 著者
- 出版日
- 2015-10-09
- 著者
- ["ニック ハーカウェイ", "Nick Harkaway"]
- 出版日
- 2015-06-04
- 著者
- アーナルデュル・インドリダソン
- 出版日
- 2015-05-29
- 著者
- スティーヴ・キャヴァナー
- 出版日
- 2015-07-23
- 著者
- F.W. クロフツ
- 出版日
- 著者
- ウィリアム・ケント・クルーガー
- 出版日
- 2016-11-09
- 著者
- アーサー・コナン ドイル
- 出版日
日本でもファンの多いアメリカの作家、レイモンド・チャンドラーによって描かれたミステリーの名作。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公としたシリーズ作品の中の1冊で、クールな世界観がたまらなく魅力的なハードボイルド小説です。
ある晩マーロウは、テリー・レノックスという男に出会います。ひどく酒に酔っているにもかかわらず、どことなく気品を感じるテリーのことが気にかかり、マーロウは彼を介抱してやりました。テリーは若い女と一緒にいたのですが、その女は彼を置き去りにして帰ってしまったのです。その後も何度か再会した2人は、時折バーで酒を酌み交わす仲となりました。
ところがある日の早朝、ただならぬ様子のテリーがマーロウの自宅を訪ねてきます。震える手で拳銃を握りしめ、メキシコのティファナまで連れて行ってほしいと言うのです。何も聞かずテリーを送ってやったマーロウでしたが、ロサンゼルスに戻ってくると警察が現れ、テリーの妻シルヴィアが他殺体となって発見されたことを聞かされます。マーロウは容疑者の男を逃した罪で連行され、留置場に入れられてしまうのでした。
- 著者
- レイモンド・チャンドラー
- 出版日
心惹かれる名台詞の数々が素敵に作品を彩り、その世界観に思わず酔いしれてしまう作品です。「ギムレットには早すぎる」「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」などの台詞はとても有名で、時を経てもなお、その魅力が色褪せることはありません。
主人公のフィリップ・マーロウがとにかく格好良く、自分の信念を曲げない強さや、クールで粋な言動にうっとりさせられることでしょう。 事件の真相を追うミステリーとしてだけではなく、至高の文学作品としても堪能できるこの一冊。読めば読むほど味わい深くなり、洗練された文体の虜となってしまいます。
同じ作品を村上春樹が翻訳した、『ロング・グッドバイ』もたいへん話題になりました。興味のある方は、読み比べてみるのも面白いかもしれませんね。
本書は、イギリスの作家、ジャック・ヒギンズが執筆した世界的に有名な冒険小説です。第二次世界大戦中のイギリスを舞台に、密命を遂行するべく奮闘する、ドイツ軍の姿を描いています。
冒頭、著者のジャック・ヒギンズは、取材のためイギリスのとある田舎町へと訪れました。その地で、「1943年11月6日に戦死」と記された、ドイツ兵たちの墓石を発見。教会の隅に隠されるように佇むその墓石に、興味を駆り立てられたヒギンズは、秘められた真実を知るため調査を開始します。
- 著者
- ["ジャック ヒギンズ", "Higgins,Jack", "光, 菊池"]
- 出版日
時は1943年。ドイツの戦況は日増しに不利になり、敗戦の2文字が散らつき始めています。この状況を打開しようとヒトラーが口走ってしまった作戦が、イギリスの首相、ウィンストン・チャーチルの誘拐。この前代未聞の作戦を実行に移すことを強要されたラードル中佐は、現地工作員としてリーアム・デヴリンを指名します。
そして作戦に欠かせない、落下傘部隊を指揮することになったのが、数々の戦いで卓越した手腕を見せてきた、クルト・シュタイナ中佐です。 史実を巧みに織り交ぜながら展開されるストーリーは、ノンフィクションかと錯覚してしまうほどのリアリティーがあり、作戦の実行に向けて動きだす登場人物たちの様子から、目が離せなくなってしまいます。
戦争をテーマにした作品においてナチス・ドイツと言えば悪役となることの多い存在ですが、本作では男気のある、なんとも格好いい人物たちが登場するのです。 人として、指揮官として誇りを持ち、己に課せられた指名に命をかけるシュタイナと、そんなシュタイナに絶大な信頼を寄せる部下たちの姿には痺れるばかり。
ナチズムを否定しながらも、作戦に関わることになるIRAの闘士デヴリンや、家族のため仕方なく誘拐計画を立てるラードルなど、ナチスの支配下で運命を翻弄される男たちの生き様に、熱いものがこみ上げてきます。作戦の行方はどうなってしまうのか?その展開に手に汗握る、アクションも魅力的な作品です。
冒険小説として高い人気を誇る本書は、イギリスの作家、ギャビン・ライアルの人気作品です。登場するハードボイルドな男たちの魅力に、思わず惚れ込んでしまう一冊となっています。
ビジネス・エージェントをしている主人公のルイス・ケインは、第二次世界大戦中、レジスタンスとして活動していた元工作員。ある日、パリのカフェで雨宿りをしていたところ、かつての仲間、アンリ・メランから仕事依頼の電話が入ります。実業家のマガンハルトという男を、定刻までにリヒテンシュタインへ車で送り届けて欲しいというのです。
マガンハルトは何者かに命を狙われているだけでなく、婦女暴行の濡れ衣を着せられフランスの警察からも追われる身です。依頼を引き受けたルイスは、護衛役としてアメリカ人のガンマン、ハーヴェイ・ロヴェルを雇うことにしました。斯くして、ルイス、ハーヴェイ、マガンハルト、秘書のミス・ジャーマンを乗せて車は出発することになったのですが……。
- 著者
- ["ギャビン・ライアル", "鈴木 恵"]
- 出版日
物語は、主人公の一人称で綴られていきます。男を目的地まで送るというシンプルな任務ですが、それぞれに事情を抱えている登場人物たちの旅は、到底一筋縄ではいきません。様々な謎や問題が浮上し、その度に局面が変化していくスリリングな展開はスピード感抜群。どこから襲って来るかもわからない敵の存在も相まって、ハラハラドキドキのサスペンスへとなっていくのです。
登場人物たちのキャラクターがとにかく魅力的で、粋なセリフの数々も見どころです。ハードボイルドとしての要素や、繰り広げられるカーチェイスや銃撃戦などのスリルも堪能できるため、何度読んでも飽きることなく楽しむことができるでしょう。ケインの仕事に対する姿勢に脱帽し、苦悩する相棒ハーヴェイの姿に引き寄せられる、読み応えたっぷりの傑作ミステリーです。
古き良き古典ミステリーとして日本でも知名度の高い、S・S・ヴァン・ダインの長編推理小説。1929年に発表された作品ですが、今読んでもたいへん面白く読むことのできる作品です。
これまで数々の難事件を解決してきた、博学多趣味の素人探偵ファイロ・ヴァンスの元に、地方検事を勤める友人ジョン・F・X・マーカムから相談の電話がかかってきました。物理学者ディラード教授の邸宅にある弓の練習場で、弓術選手のジョーゼフ・コクレーン・ロビンが、弓矢で胸を刺され殺されているのが発見されたのです。
殺される直前まで一緒にいたと思われる、レイモンド・スパーリングという男も弓術の選手で、ロビンとは邸宅に住むディラード教授の姪、ベルを取り合う恋敵でした。そのスパーリングが姿を消してしまいます。まるで「マザーグース」の童謡を思い起こさせるこの事件。邸宅の郵便受けからは、「僧正」と名乗る者からの、童謡との関連を示唆するような手紙が見つかりました。そして、第2の殺人事件が発生し……。
- 著者
- S・S・ヴァン・ダイン
- 出版日
- 2010-04-05
童謡などになぞらえた「見立て殺人」は、他にも数多くの作品で扱われてきましたが、本作はそれらの先駆けとも言われています。自らを「僧正」と名乗り、世間をあざ笑うかのように展開されていく連続殺人。その不気味な猟奇性はまさにサイコ・サスペンスのようで、先が気になり一度読み出したら止まらなくなってしまいます。
得意の心理分析を武器に、事件に立ち向かう探偵ファイロ・ヴァンスもとても魅力的です。様々な知識を駆使したスマートな推理に心底魅了され、今読んでもなんら古さを感じることがありません。犯人は一体誰なのでしょうか?動機は何なのでしょうか?終盤の二転三転する展開に翻弄され、ミステリーを読む醍醐味を満喫できることでしょう。
数々の名作を生み出したイギリスの作家、アリステア・マクリーンの処女作である本書は、第二次世界大戦中、ソ連への援助物資を運ぶ艦体を護衛する「ユリシーズ号」の死闘を描いた超大作です。
極寒の海を渡り、長く過酷な任務を終え、なんとか帰還することができた英国巡洋艦ユリシーズ号。慢性的な睡眠不足や栄養失調、ドイツ軍のたび重なる攻撃や悪天候により、クルーたちは一様に満身創痍でした。ところがそんな彼らに、休む間もなく次の護送命令が下されます。
一部のクルーたちが反乱を起こし、肺病に侵されている艦長のヴァレリーも出航を反対しますが、聞き入れられることはありませんでした。ユリシーズ号は、再び北の海へと任務に出て行くことになったのです。出航して間もなく、天候は悪化し、大自然が容赦無く艦隊を襲います。加えてドイツ軍のUボートが幾度となく出現。ユリシーズ号は激しい攻撃を受け、輸送船は次々と沈められていくことになるのです。
- 著者
- ["アリステア・マクリーン", "博基, 村上"]
- 出版日
極限状態に置かれながらもひたすら戦い続ける、乗組員たちの不屈の精神に深い感動を覚える作品です。戦争での出来事を物語った本作ですが、登場する男たちは愛国心などで戦っているわけではありません。厳しい大自然。次々に現れるUボート。空からは爆撃機。逃げ場のない大海原で、前に進むしか道はないのです。
主要人物だけでなく出番の少ない脇役に至るまで、登場人物は皆個性豊かで印象深く、そんな彼らが散っていく姿には、涙なしには読めないほどの臨場感があります。ボロボロになりながらもときにはジョークを飛ばし、男気たっぷりな姿を見せるシーンの連続に、心を奪われることでしょう。
海の男に憧れたことのある方にもとてもおすすめです。素晴らしい海洋冒険小説ですから、ぜひ一度読んでみてください。
イタチごっこ、とはニュースや評論などで犯罪と防犯の関係を表すのによく使われています。この作品においては、正に謎と推理、そして探偵と探偵のイタチごっこという表現がしっくりくるのです。
若き探偵ルールタビーユは新たな謎や証言が出る度に見事な推理を披露してくれます。しかし、厄介なのは同じ名探偵のラルサンです。彼は警察からも絶対の信頼を寄せられていますが、自分の推理を過信がちな面があります。ルールタビーユはラルサンの推理を覆す事が出来るのか!?読めば読む程に熱くなる、ガストン・ルルーの名作です。
- 著者
- ["ガストン・ルルー", "高野 優", "高野 優", "竹若 理衣"]
- 出版日
近々結婚の予定も決まっていた令嬢が夜中に何者かに襲われた!!すぐ隣の実験室で悲鳴を聞いた父親含む4人がかりでドアをぶち破った時、中にいたのは床に倒れた令嬢のみで、犯人の姿は煙か幽霊のように消えてしまっていたのです。そして容疑者として挙げられたのは何と被害者の婚約者でした。ルールタビーユは彼は犯人では無いと確信を持っていますが、彼は犯人扱いされてもなお、隠し通している秘密があり、より一層不利な状況になります。
ルールタビーユにまるで助手のようにつきそう弁護士サンクレールの視点によって描かれているこの作品は、読者の疑問がそのまま反映されていますので海外ミステリの中でもとても読みやすい一冊です。
世の中のどんなモノにも、必ず元祖というものがあります。全ては誰かが始めた事により広まっていくのです。コナン・ドイルもアガサ・クリスティもこの作品から始まったのだと思うと、感慨深いものがありますね。
そうです、この「モルグ街の殺人」に出て来るC・オーギュスト・デュパンこそが史上初の名探偵であり、エドガー・アラン・ポーこそがミステリ小説の元祖なのです。今では当たり前のようになったミステリ小説ですが、初めてそれを考えたというポーの想像力はとても豊かで奥深いと言えます。
- 著者
- ["エドガー・アラン ポー", "Poe,Edgar Allan", "孝之, 巽"]
- 出版日
ミステリ小説の元祖というだけあって、頭脳明晰な探偵と、それを見守る助手という組み合わせも、この作品が初めてなのです。そんな2人が興味を持った事件は深夜のモルグ街で起こります。アパートの4階に住んでいた母娘が何者かによって殺害。しかし、ドアや窓には内側から鍵がかかっており、唯一開いていたのは高い位置にある天窓のみです。
あまりの不可解さに、警察も匙を投げかけたこの事件にデュパンの名推理が光ります!!そして衝撃の真実をあなたの目で確かめてみて下さい。
トマス・ハリス原作のサイコサスペンス小説です。本作は、もしかすると小説よりも映画としての知名度の方が高いかもしれません。
1990年に公開された映画は、他に類を見ないショッキングな内容と、アンソニー・ホプキンスの演じるレクター博士の圧倒的なハマり役ぶりで、現在でも高い評価を受けています。
- 著者
- トマス ハリス
- 出版日
FBIの訓練生クラリス・スターリングは、難航している殺人事件について収監中のレクターという人物から助言を受けるよう命令されます。レクターは、元精神科医であると同時に猟奇殺人犯でした。
彼は何と9人も自分の患者を殺害し、食べていたのです。レクターは情報を提供する代わりに、クラリスの過去を話すように要求。クラリスは幼少時代のあるトラウマを呼び起こされながら、事件を探っていくことになります。
クラリスが追う連続殺人犯「バッファロー・ビル」は若い女性の皮膚を剥いで川に流すという、残忍極まりない人物。クラリスはレクター博士と対話していくうちに、犯人の心理と徐々にシンクロするように。
2人の高度な会話によるやりとりは秀逸で、心理戦ともいうべき緊張感がかえって心地よく感じるほどです。レクターの天才的でありながら狂気的なキャラクターは読めば読むほど強い魅力があり、そこにハマると作品がより楽しめるのではないでしょうか。
一見関係のない出来事に見えても、合わさるとひとつの大きな真実になるという構成の巧みさと、リズムの良い文章で畳みかけてくる作品です。終盤になるにつれて、クラリスがトラウマを乗り越え人間として成長する姿も爽快に感じられます。
また、本作には『ハンニバル』という続編もあり、その後のレクターが描かれているので、気になる方は是非続編も読んでみてはいかがでしょうか。
19世紀のイギリス。貧民街の錠前屋で育ち、スリを生業として育った少女・スーザン(スウ)。ある日、彼女はハンサムで口が上手く「紳士」と呼ばれる詐欺師仲間のリチャードから、ある計画を持ち掛けられます。それはブライア城に入り込んで令嬢のモードを騙し、その財産を奪うというものでした。
- 著者
- ["サラ・ウォーターズ", "中村 有希"]
- 出版日
『荊の城』は上下巻となっており、内容は3部で構成されています。1部と3部はスウ視点、2部はモード視点で描かれ、両方が交錯することでやがて事件の真相が見えてくることになるのです。
一筋縄ではいかないクセのあるキャラクターたちは、誰が敵で誰が味方なのか分からなくなります。罠にはめられたスウの脱出、明らかになる彼女の出生の秘密など、スリリングな展開が次から次へと襲ってきてページを捲るのを止められません。
リチャードに協力すべく、モードの侍女として自分もブライア城に潜入したスウですが、そこで生活をするうちにモードと惹かれ合うようになっていきます。この2人の同性愛関係も本作の魅力の一つです。
その壮大にして緻密なストーリー構成が支持され、2005年には「このミステリーがすごい!」海外編ベスト10の第1位に輝きました。また、2016年には韓国で映画化もされ、日本でも2017年に『お嬢さん』というタイトルで公開されました。映画も傑作なのでぜひ観てみてください。
映画『ダヴィンチ・コード』で一躍有名になったダン・ブラウンが描くサスペンス小説。本作の舞台はヴァチカン市国。ローマカトリック教会と秘密結社・イルミナティの対立が主なテーマとなっています。
- 著者
- ダン・ブラウン
- 出版日
- 2006-06-08
ハーバード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドンは、ある日スイスのCERN(欧州原子核研究機構)の所長であるマクシミリアン・コーラーから、アンビグラム(異なる方向からも読める特殊なデザイン)の紋章について尋ねられます。
その紋章は、科学者のレオナルド・ヴェトラが何者かに殺害された際、胸に焼き印として残されていたものでした。
調査の末、紋章が伝説的な秘密結社「イルミナティ」のものであることを突き止めたラングドンは、さらなる手がかりを得るため、殺されたレオナルド・ヴェトラの娘ヴィットリア・ヴェトラともにローマへと足を踏み入れることに。
ローマでは次期教皇を決めるための儀式であるコンクラーベが開催されている最中でしたが、新教皇候補者の4人は何故か全員行方不明になっていました。そして、イルミナティを名乗る者から謎の電話がかかってくるのです。
その人物は、教皇候補者たちを拉致していると告げ、キリスト教に復讐するため、これから1時間に1人ずつ彼らを殺害すると言います。さらに、レオナルド・ヴェトラが生成に成功した反物質が盗まれていることも判明し、ラングドンは全てを阻止するために追跡を開始するのですが……。
史実と絡めたリアルなストーリー性とその意外性に引き込まれる本作。盛り込まれている知識量も豊富で、イルミナティの歴史的背景も知ることができたり、建築や美術の描写も多く登場します。
何といっても面白いのはその舞台設定です。イルミナティによるヴァチカンへの宣戦布告の縮図は、今までになかったサスペンスの形を見せてくれるでしょう。
2015年にポーラ・ホーキンスによって出版されたサイコスリラー小説。日本やアメリカの他、ドイツ・オランダ・フランス等でも刊行され、全世界で1500万部を売り上げたベストセラーです。
映画は『ヘルプ 心がつなぐストーリー』のテイト・テイラーが監督を務め、2016年に公開されました。
- 著者
- ["ポーラ・ホーキンズ", "池田 真紀子"]
- 出版日
アル中で酒浸りの生活を送るレイチェルは、電車の窓からある夫婦の生活を盗み見ることを日課としていました。その夫婦とは、レイチェルの別れた元夫のトムと、アンナ。さらに、その近所に住んでいるスコットとメガン夫婦を自分の理想の夫婦に仕立て上げ、こちらの観察も始めます。
毎日覗き見を繰り返していたレイチェルですが、ある日メガンが見知らぬ男性とキスしている現場を目撃。その後、メガンが失踪してしまったことを知り……。
物語は3人の女性の視点から描かれます。トムと別れ情緒不安定なレイチェル、トムの現在の妻であるアンナ、そしてレイチェルが観察している夫婦の妻メガン。
3人の女性が語る記憶がそれぞれに収束し、ひとつとなった時、事件は真相へと繋がっていくことに。事件の中で、3人の女性の心の闇はどう変化するのか。人の秘密を知りたいという欲求を持った時、それは思いもよらない不幸を招くのかも知れません。
DV・不倫・アルコール依存など人間の負の面を掘り下げている部分も、ストーリーに重厚さを加えています。