数々の時代小説を遺し、幅広い世代から愛され続けている作家・藤沢周平。映像化されている作品も多く、読みやすく分かりやすい文体で描かれた、登場人物たちの姿がとても魅力的です。ここでは、そんな藤沢周平のおすすめ作品10冊ご紹介します。

登は下男扱いで叔母にこき使われ、娘のちえにまで呼び捨てにされる始末です。登は、叔父が副業として務めている、獄医の仕事まで押し付けられることになりました。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
- 2002-12-13
『溟い海』は、江戸時代後期の画家・葛飾北斎をモデルとした物語です。北斎は、ここ最近評判になっている画家・安藤広重の風景画を見て、その才能に激しい嫉妬の感情を抱きます。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
- 2009-12-04
又左衛門がまだ何者でもなかった頃、名前は上村隼太と言いました。同じ片貝道場の仲間である、隼太、市之丞、鹿之助、庄六、一蔵の5人は、身分も様々でしたがよく気が合い、青春時代を共に過ごしてきたのです。物語は、隼太だった頃の仲間たちとの青春の日々や、徐々に違う道を歩みだすことになる5人の姿を描き、それと交互して、現在の又左衛門の姿が描かれます。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
- 2013-02-08
『祝い人助八』の主人公・伊部助八は、妻を亡くしてからというもの、いつも薄汚れた格好をしています。物乞いという意味の「祝い人(ほいと)」というあだ名を付けられ、陰で馬鹿にされていました。そんなある日、親友である飯沼倫之丞の妹・波津が、助けを求めて助八を訪ねてきました。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
- 2006-07-15
呆れるほど臆病なもの、酒に溺れるもの、妻に逃げられるものなど、『隠し剣』シリーズの主人公たちは、皆うだつの上がらない、それぞれに事情を抱えた下級武士たちです。決して裕福ではない彼らの生活が丁寧に描かれ、その魅力的な世界観に、すっと入っていくことができるでしょう。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
まだまだ若く人の良い平四郎は、お金にならない仕事を引き受けてしまうこともしばしば。失敗をすることも多いですが、それでも自慢の剣術を活かし、様々な問題を解決していきます。作品通して、元許嫁の早苗との関係や、1度は頓挫してしまった道場開きの行方なども描かれ、物語はテンポよく進んでいきます。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
『思い違い』の主人公・源作は、両国橋の上で、毎日のようにすれ違う女が気になっていました。橋を渡るときには、ついきょろきょろと探してしまいます。あることがきっかけで、その女・おゆうと言葉を交わせるようになり喜ぶ源作でしたが、ちょうどその頃、親方の娘・おきくとの縁談が持ち上がっていて……。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
そんな中、清左衛門のもとには、友人の町奉行・佐伯熊太から様々な相談事が持ち込まれるようになりました。難題を次々と解決し、30年ぶりに剣術の稽古も再開させ、次第に活力を取り戻していく清左衛門は、思いがけず藩の政権争いにも巻き込まれることになります。一方物語には、小料理屋の女将・みさという魅力的な女性も登場し、作品に花を添えています。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
そうこうしているうちにも、藩の秘密を知る又八郎のもとには、国許から次々と刺客が送られてくるのです。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
- 1981-03-27
家禄は減らされ、周囲からの目は冷たく、想いを寄せるおふくも、江戸の屋敷に奉公に出され離れてしまいました。辛い状況の中、ただただ剣術に励む毎日を送る文四郎は、その後、自らも藩の政争に巻き込まれていくことになります。問題を抱え、国許に戻ってきたおふくとの関係は複雑なものとなり、物語はますます目の話せない展開へと進んでいきます。
- 著者
- 藤沢 周平
- 出版日
藤沢周平のおすすめ作品をご紹介しました。歴史に名を残した有名武将たちではなく、時代に翻弄される、下級武士や庶民の姿をしみじみと描いた傑作ばかりになっています。時代小説は苦手だと思っている方も、良作ばかりですので是非挑戦してみてはいかがでしょうか。