目を背けたくなるほどの、人間の黒い感情を描き出し、イヤな気分になりながらも読むのをやめられないミステリー作品“イヤミス”。ここでは、話題の小説ジャンル・イヤミスの名手、真梨幸子の描くおすすめ作品をご紹介していきます。

真梨幸子のこの文庫本では、全編通して、『カンタベリー・テイルズ』が軸となって描かれており、登場人物たちがそれぞれのストーリーで少しずつ繋がっていきます。とりわけ女性陣たちが恐ろしく、背筋が寒くなるような、どろどろとした嫉妬や憎悪が描かれています。
- 著者
- 真梨 幸子
- 出版日
- 2015-11-13
それぞれの章で語り部となっているどのジュンコも、悪意に満ち溢れていて、そこかしこに嫉妬や憎悪が渦巻いているのです。しかもジュンコのみならず、他の登場キャラクターもなかなかの悪人揃い。
- 著者
- 真梨幸子
- 出版日
- 2016-06-03
時は過ぎ30年後、鸚鵡楼の跡地には高級マンション「ベルヴェデーレ・パレット」が建設されました。そこに住む人気エッセイストの蜂塚沙保里は、あることがきっかけで自分の息子を心から恐れるようになり、自身が創り出した妄想の世界に取り憑かれていきます。そしてついに鸚鵡楼の惨劇は繰り返されることになり……。
- 著者
- 真梨 幸子
- 出版日
- 2015-07-07
デパ地下のコロッケに指が入っていたと客が騒ぎ出す『クレーマー』。やってはいけないことをやってみたい、という衝動が抑えられない『カリギュラ』。自分の記憶には確かにあることなのに、誰もそのことを知らず疑念を持つ『ゴールデンアップル』などなど、登場人物たちが歪んだ世界へと足を踏み入れていきます。いったい正しいことを言っているのは誰なのか?
- 著者
- 真梨 幸子
- 出版日
- 2016-10-07
美しく謎めいたガブリエルに、誰もが羨望の眼差しを向け、気を引こうと必死。それぞれに悲惨な日常を送る他のメンバーたちの間では、嫉妬から来る憎悪や、見栄から来る嘘が飛び交います。こうして徐々にどす黒い感情に支配され、闇に落ちていくメンバーたちには、悲惨な末路が待っているのです。
- 著者
- 真梨 幸子
- 出版日
- 2011-12-06
いかがだったでしょうか?今回は、真梨幸子のおすすめ文庫をご紹介しました。どの作品も重苦しく、読んだ後にはどんよりとした気分になるのですが、なぜだかクセになってしまうのです。ハマりすぎには注意が必要な真梨幸子の描く世界。興味のある方は、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。