経済部記者としての経験を生かした作品が多い相場英雄(あいば ひでお)。最初は敷居が高いと思われがちですが、読みはじめたらそのリアリティーさに舌を巻くばかります。そんな相場英雄のおすすめ作品を6作ご紹介します。

BSE(牛海綿状脳症)問題や食品偽装問題に鋭く切り込んだ社会派サスペンスで、「これはほんとうにフィクションなのか?!」と話題を呼び、売上累計が28万部を突破するベストセラーとなりました。また、同じ田川が登場し、エコカーや家電メーカーなどの闇を追う続編である、相場英雄の『ガラパゴス』は山本周五郎賞にノミネートされました。
- 著者
- 相場 英雄
- 出版日
- 2013-05-13
香川の遺したメモリーカードの中には、表沙汰になってしまうと国家を揺るがすほどの重大事件になると思われる内容の報告書が保存されていて、解読を急ぎつつ捜査を進めていく刑事部と、報告書を抹消して事件を闇に葬り去ろうとする公安部の熾烈なまでの攻防が描かれています。
- 著者
- 相場 英雄
- 出版日
- 2013-11-28
臨場感があってスピーディな上に、描かれる犯罪の手口が巧妙で、作品の切り口も構成も緻密ながらも読みやすく仕上がっています。ある登場人物の不遇な出自に対する劣等感やそこから派生する憎悪のようなものの罪深さややりきれなさが沁みます。
- 著者
- 相場 英雄
- 出版日
- 2011-10-12
西澤の成長ぶりは少々はがゆいところもありますが、なんだかしっかり!と背中を叩いてあげたくもなります。ひとりの知能犯罪捜査員の成長日記としても、ミステリーとしても楽しむことができる相場英雄の作品。シリーズは3作出ていますので、順を追ってぜひ読んでみてくださいね。
- 著者
- 相場 英雄
- 出版日
- 2014-09-11
タイトルから既に2時間ドラマになりそうな空気が出ていますが、内容も観光、グルメ、ミステリーとまさに定番のものが織り込まれています。相場英雄は取材もしっかりしてあり、旅情ものに必須のご当地ネタがきちんと描かれていて、なんとなくミステリーを読みつつ旅をしている気分にもなります。
- 著者
- 相場 英雄
- 出版日
- 2009-03-06
本作品において、何より印象的なものは舞台である宮城県の描写です。作者の綿密な取材のもと執筆された本作は、被災地である宮城に対する慟哭と鎮魂の想いが込められており、読む人に心臓を鷲掴みにされるような痛みを感じさせます。
- 著者
- 相場 英雄
- 出版日
- 2016-03-08
記者として経済に関わり続けた相場英雄だから書ける作品ばかり。わかりにくい業界用語などを学ぶような気持ちで、読書をするのもおすすめですよ!