3位:歳の差8歳の純愛ストーリー『天使の卵-エンジェルス・エッグ』
小説すばる新人賞を受賞し、映画化もされたこの作品は村山由佳の大ベストセラーとなりました。
主人公の歩太は美大を志望しながらも進路に迷った結果、予備校生となってしまいました。予備校への入学手続きに行く電車で出会った女性はなんと入院中の父親の主治医になる人でした。
しかもその女性、五堂春妃は恋人である斉藤夏姫の姉なのです。歩太は夏姫という恋人がいるにも関わらず8歳年上の春妃に惹かれていきます。
- 著者
- 村山 由佳
- 出版日
- 1996-06-20
春妃の過去とそれにリンクする現在の出来事がきっかけで2人の恋ははじまるのですが……。
19歳の予備校生と27歳の精神科医という登場人物。女性視点でみると歩太が可愛くて仕方ないと思います。この作品には続編もありますので、そちらもぜひお読み下さい。
2位:広大な土地アメリカで強くなっていく『翼 cry for the moon』
舞台はアメリカ。ボストンで父が自殺したことにより、母に精神的に虐待されるようになった真冬。母には常にお前は人を不幸にすると言われ続けます。
そんな母から逃れるために、真冬はニューヨークの大学へ通うのですがそこで出会ったのがラリー。ラリーには前妻との子供ティムがいます。実は、ティムも真冬と同じように母親から虐待を受けていたのでした。
- 著者
- 村山 由佳
- 出版日
- 2002-06-20
そして、真冬はラリーと結婚することに。しかし、そこで不幸が訪れます。結婚式の直後にラリーは強盗に射殺されてしまったのです。
ラリーの死後、真冬はティムと共にラリーの生家があるアリゾナへと向かいます。アリゾナでインディアンと接することで真冬の心は癒され再び羽ばたくことができるようになるのでした。
児童虐待や人種差別などあらゆる問題を独自の視点から描き、傷つきながらも前を向いて歩いて行く、真冬の生き様を描いています。アメリカの壮大なスケールで描かれたこの作品是非お読み下さい。
1位:村山由佳といえば「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ
Second Seasonまである長編シリーズのこの作品。巻数は多いですが1冊がそんなに長くないためサクサク読めるのではないでしょうか。
高校3年になる春休みのこと、父の転勤で勝利はいとこ姉弟と同居することになりました。5歳年上のかれんは勝利の通う高校の美術教師として赴任することに。
一緒に暮らすうちに明らかになるかれんの秘密。その秘密を知り勝利はかれんを意識するようになります。
紆余曲折を経て2人は結ばれるのですが、いとこ同士という、人には言えない恋愛です。そのことが相まって、2人それぞれに好意を寄せる人が現れたりして……。
- 著者
- 村山 由佳
- 出版日
- 1999-06-18
序盤では一緒に住む2人ですが、物語が進むと別々に住むように。遠距離恋愛でさらにもどかしくなる2人の関係はどうなってしまうのか?
作中に出てくる喫茶店「風見鶏」。ここのマスターがいれるコーヒーは絶品であり、ここからタイトルの「おいしいコーヒーのいれ方」にリンクしています。
勝利とかれんの関係がもどかしくも応援したくなるこの作品、是非読んでみて下さい。ピュアで心がほっこりする作品です。