ハードロマンと呼ばれる作風の小説だけでなく、動物小説も社会派ミステリーも数多く執筆している西村寿行。 半村良、森村誠一とともに「三村」と称される寿行作品のおすすめを6作ご紹介します。

関係者がつぎつぎと殺され、手がかりを失っていき、杜丘は絶望的なのですが、ロマンスも折り込みつつ、物語は休みなく展開していきます。ミステリーからハードボイルドへの過渡期に書かれたため、かなりハチャメチャな部分もありますが、そこは西村寿行。さすがの筆力で読ませてしまいます。
- 著者
- 西村 寿行
- 出版日
終戦直後の、日本降伏を認めない徹底抗戦を叫ぶ厚木基地から飛び立った最新鋭戦闘機や与党の大物、その息子。「お宝」を巡っての争い。古典的な冒険小説の定石をふまえつつも、仁科の過去や終戦直後の北海道の寒村でなにがあったのか、などのミステリー要素もあります。
- 著者
- 西村 寿行
- 出版日
独善的なユートピアを目指して人々を無差別に殺戮し、政府を脅迫するテロリスト集団との戦いを描く冒険小説です。
- 著者
- 西村 寿行
- 出版日
中郷広秋と伊能紀之というコンビは、のちに国家も手を焼くほどの無敵ぶりで、世界各地でテロリストに関しての戦果を挙げ続け、「死神」と呼ばれるまでになるのですが、このお話ではまだそこまではいっていません。とにかく僧都強いのです。
- 著者
- 西村 寿行
- 出版日
人間の自然破壊や、それによる生態系の破壊がどんな結果をもたらすかを考えさせられる作品です。西村寿行の動植物に対する愛情が伝わってきます。ハードな作品を描く作家ですが、根が優しく、心のあたたかい方なのだろうなと、パニック小説を読みつつ、ほのぼのとしてしまう不思議さも感じられます。
- 著者
- 西村 寿行
- 出版日
西村寿行は狩猟を趣味にしていた時期に、猟犬に指示を与えるために犬にだけ聞こえる周波数の笛を探していたらしく、やめてからゴールドホイッスルの存在を知ることになり、駆っていた猟犬の死後からこの笛をテーマにした作品を考えていたと言っています。
- 著者
- 西村 寿行
- 出版日
西村寿行は60年代から70年代にかけての売れっ子作家でした。ですが、半世紀近くが過ぎてもまったく色褪せない独特の世界観とそこに生きる人々の強さをぜひ味わってみてください。