いまや、押しも押されもせぬ大作家となった東野圭吾。選ぶのが難しいほど名作がたくさんあり、読者もどれから手にとればいいのか迷ってしまうことがあるのではないでしょうか。この記事では、東野圭吾作品の選び方を紹介した後に、おすすめの作品をランキング形式で発表していきます。後半には新刊情報も掲載しているので、チェックしてみてください。

1958年生まれ、大阪府出身の東野圭吾。言わずと知れた、日本を代表する小説家です。
幼い頃は読書をする方ではなかったそうですが、高校生の時に推理小説にはまり、松本清張の作品を読みふけったのだとか。この頃に、自身でも初めての小説を書いています。
大阪府立大学の電気工学科に進学し、卒業後は日本電装株式会社に技術職として入社。働きながら執筆活動を続け、1983年に初めて「江戸川乱歩賞」に応募しました。1985年に『放課後』で同賞を受賞。翌年から作家に専念することになります。
それから定期的に作品の発表を続け、1999年『秘密』で「日本推理作家協会賞」を受賞。2006年には『容疑者Xの献身』で念願の「直木賞」を受賞しています。そのほか「このミステリーがすごい!」や「本屋大賞」「本格ミステリ大賞」など数々の文学賞に名を連ね、人気作家への道を駆けのぼっていきました。映画化やテレビドラマ化される作品が多いのも特徴でしょう。
東野圭吾作品の魅力は、経歴からもわかるとおり理系ならではの知識や問題をストーリーに絡めているところ。そして最終的に、科学技術よりも大切なものを読者に教えてくれるところではないでしょうか。ミステリーでありながら、人間の持っている根本的な優しさを感じさせてくれるのです。
1985年にデビューをして、2020年で35周年を迎えた東野圭吾。これまで電子書籍で自身の著作を販売することはありませんでした。
しかし新型コロナウイルスの影響で全国的に外出自粛が続くことを受けて、出版社7社からそれぞれ1作品ずつ、計7作の小説が初めて電子書籍化されることになりました。
電子書籍での販売が始まるのは「映画化、またはドラマ化された作品」なおかつ「累計発行部数が100万部を超える作品」とのこと。7作の合計累計発行部数は、なんと1288万部にものぼります。
発売される電子書籍ストアは、Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto、BOOK☆WALKERなどです。2020年4月17日から予約が始まり、4月24日から発売となります。
東野圭吾は次のようにコメントを出しています。
「外に出たい若者たちよ、もうしばらくご辛抱を!たまには読書でもいかがですか。新しい世界が開けるかもしれません。保証はできませんが」
ただ今回の電子書籍化はあくまでも特別解禁。これをきっかけに東野圭吾作品の面白さや、ひいては読書の楽しさに触れた方は、ぜひ紙の本もお手に取ってみてください。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2008-08-05
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
2012年に刊行、2017年に映画化された作品です。
盗みを働いて逃亡中の、敦也、翔太、幸平3人組。しかし乗っていた車が動かなくなってしまい、仕方なく「ナミヤ雑貨店」と看板がかけられた廃屋で一夜を過ごすことになりました。
すると不思議なことに、郵便受けに手紙が投げ込まれます。そこには、差出人からの相談ごとが書かれていました。かつてナミヤ雑貨店の店主が、投函された手紙に応えていたことを知った3人は、返事を書くことにするのですが……。
バラバラだと持っていた事件や登場人物が、終盤になると繋がっていく構成は東野圭吾の真骨頂。どんな人でも誰かを救うことができ、人はみな関わりあっていると気づいた3人が成長をとげていく様子に、心あたたかくなるでしょう。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2012-07-05
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
2008年に刊行され、同年テレビドラマ化された作品です。
功一、泰輔、静奈の3兄妹が、流星群を見るために家を抜け出した夜。洋食店「アリアケ」を営む両親が何者かに殺害される事件が発生しました。兄妹は施設に入り大人になりましたが、事件から14年が経っても犯人はいまだ見つからず、まもなく時効を迎えようとしています。
そんななか3人は、洋食チェーン店の経営者である戸神が、あの日の夜に家から出てきた男と似ていることに気づくのです。さらに、彼の店で出しているハヤシライスの味も、両親のものとそっくり。3人は戸神の息子である行成に接近し、復讐を図ろうとするのですが、静奈が行成に恋をしてしまい……。
長年、犯人への怒りや恨みを抱えてきた3人。それなのに静奈が行成に惹かれていってしまうのを見ると、読者の心も痛くなります。それでも兄妹を守ろうとする彼らの葛藤や絆が何よりも魅力でしょう。
また最後に待ち構えるどんでん返しと犯人の意外さは、ミステリーとしても楽しめるもの。読後も深い余韻を残す一冊です。
- 著者
- 東野圭吾
- 出版日
- 2011-01-12
- 著者
- 東野圭吾
- 出版日
- 2013-11-15
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2002-05-17
数多くの作品を発表している東野圭吾。どれから手に取ればいいか迷ってしまう方もいるかもしれません。
ここからは、東野圭吾の小説の選び方と、おすすめ作品を紹介していきます。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 1989-05-08
刑事の加賀恭一郎が、粘り強い独特の観点で捜査にあたり、真実を明らかにしていきます。初期の頃から東野圭吾の作品にたびたび登場していた加賀。東野にとって「頼りになる」キャラクターだったそうで、晴れて主人公に抜擢されました。
初登場時は大学生だったので、彼の成長を見守るのが読者の楽しみにもなっています。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2014-07-18
事件の舞台は、一流ホテル。ホテルマンに変装した捜査一課の若手刑事が潜入捜査をしていきます。1作目の『マスカレード・ホテル』は木村拓哉が主演で映画化され、話題になりました。
彼を指導するフロントクラークの女性とのやり取りが絶妙。容疑者として接するのか、一流ホテルのスタッフとして顧客満足度を高める接客をするのか、そのはざまで揺れる様子がユニークに描かれています。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
怪しい笑い、毒のある笑い、黒い笑い、歪んだ笑いなどをテーマに、ユーモア小説が収録された短編集シリーズです。
クスリと笑えるものから後味の悪いもの、パロディまで、一風変わった東野圭吾の作品を読みたい人におすすめです。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2002-02-10
福山雅治主演でテレビドラマ化され、2007年に第1シーズンが、2013年に第2シーズンが放送されました。東野圭吾を代表するシリーズとなり、2008年には『容疑者Xの献身』が、2013年には『真夏の方程式』が映画化もされています。
物理学者の湯川学が、物理や化学の知識を駆使して事件を解決に導いていきます。「実に面白い!」の決め台詞も話題になりました。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
こちらも東野圭吾を代表するシリーズ。阿部寛を主演に、2010年、2011年、2014年とテレビドラマ化されました。
『新参者』は、実は東野圭吾の「加賀恭一郎」シリーズの8作目にもあたります。日本橋署に異動したばかりの加賀が、未知の土地を歩き、人々と関わりながら事件を解決していくのが見どころです。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2002-05-17
山田孝之と綾瀬はるかを主演に、2006年にテレビドラマ化されました。
恋をした少女を守るために父親を殺害した少年と、少年を守るために母親を殺害した少女の人生を描いた物語です。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
広末涼子と小林薫の主演で1999年に映画化された作品で、東野圭吾の出世作ともいわれています。
事故死した妻の魂が、同じく事故で意識を失っていた娘の体に乗り移った……夫はそれを周囲に隠しながら生きていくのですが、少女時代から人生をやり直していく妻としだいにすれ違うようになります。そんな状況で娘の意識が戻り……。
夫、妻、娘の関係性と、それぞれの選択を描いた作品です。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
2006年に山田孝之主演で映画化された作品です。
犯罪者の兄をもつ主人公。服役中の兄からは、月に1回手紙が届きます。兄は、愛する弟を大学に通わせるために強盗殺人を犯してしまったのでした。
しかし弟の人生には、何をするにも兄が犯罪者だということがつきまといます。そしてついに、兄に離別の手紙を書くのですが……。
加害者家族の葛藤や生きづらさを真正面から描いた作品です。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 1994-06-06
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 1998-03-13
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 圭吾, 東野
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2002-05-17
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
東野圭吾作品でおなじみの加賀恭一郎の従弟、松宮脩平が主人公。シリーズを愛読している人でも、この作品から読み始める人でも楽しめるでしょう。
新潟中越地震で2人の子どもを失った夫婦。高齢であることから、体外受精でもう1度子どもをつくることを決意しました。しかし不運が重なり、3つの家族の運命が動いていくのです。
コロコロと場面が変わりながら、徐々に人間関係が明らかになっていく構成。血の繋がりか、戸籍上の繋がりか。産みの親か、育ての親か……家族の形を考えさせられるでしょう。
子どもはみな、誰にとっても「希望の糸」。絡まってもつれることもありますが、それでも繋がっていると思わせてくれる作品です。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
罪を犯して逮捕された玲斗のもとに、叔母だと名乗る依頼人が現れました。彼女は「クスノキの番人」をすることを条件に、玲斗を釈放させるとのことで、彼は従うことにします。
叔母が言うクスノキは、新月と満月の夜に祈念すれば、願いが叶うというもの。そこにはさまざまな人が訪れ、彼らと関わることで厭世的だった玲斗の心も少しずつ変わっていくのです。
物語のテーマは「念」。クスノキに込められた謎と、人の感情の機微が丁寧に描かれた、心あたたまる物語です。
東野圭吾のおすすめ15作品をランキング形式で紹介しました。気になるものからぜひ読んでみてください。