インターネット小説から人気に火が付き、アニメ化もされた『オーバーロード』。冴えないサラリーマンがゲームの世界から戻れなくなり、魔王として異世界で君臨するライトノベルです。主人公を崇拝する暴走気味なキャラ達の勘違いの連続に振り回される主人公は必見です!

『オーバーロード』は、インターネット小説サイト「Arcadia」で発表されて話題となり、書籍化されました。書籍版は、Web版とは異なる展開も相まって人気を博し、2015年にテレビアニメ化され、「このライトノベルがすごい!」2017年版で単行本・ノベルズ部門第1位を獲得するなど、その勢いはとどまるところを知りません。
本作は、VRMMOで遊んでいた主人公が、ゲーム類似の異世界へトリップし圧倒的な力を持って世界を制覇する物語です。この見慣れない言葉「VRMMO」とは、仮想現実大規模多人数オンライン(Virtual Reality Massively Multiplayer Online)ゲームという、自分がゲームの世界に入っているかのように行動し五官を働かせることができる仮想のネットゲームシステムを意味します。
『オーバーロード』は、オンラインゲームからログアウトできなくなったと見せかけて、実は異世界へ転移していたことが判明するところから物語が始まります。
実は本作、コミックスでも出版されています。漫画版が気になる方は<本格ファンタジー漫画『オーバーロード』の魅力を徹底紹介>の記事をご覧ください。
なんと、ゲームが終わったはずなのにログアウトがされなかったのです。その上、話せないはずのキャラクターたちが生き生きと忠誠を示し出します。外に出ればゲームとも若干違う見知らぬ世界が広がっており、主人公は自分がネットゲームの世界に似た別の世界へ移動してしまったことを知ります。
- 著者
- 丸山くがね
- 出版日
- 2012-07-30
2巻の見どころは、主人公であるアインズの人間性が失われていくところです。
- 著者
- 丸山くがね
- 出版日
- 2012-11-30
3巻では、色白で美しく、アインズに偏狭的な愛を捧げる少女シャルティアの存在にスポットライトが当たります。それと同時に、彼女に対するアインズの家族愛や、シャルティアや他のキャラクターたちを生み出したかつてのゲーム仲間との友情が大切に語られます。
- 著者
- 丸山くがね
- 出版日
- 2013-03-30
これまで、アインズやその仲間たちの視点から物語は語られてきました。4巻では部外者であるリザードマンたちから見たアインズたちが描かれるのです。
- 著者
- 丸山くがね
- 出版日
- 2013-07-31
5巻は王都が舞台ということで、中世ヨーロッパをイメージしたような世界で貴族が登場し、貴族独特の生活や世界観が展開されます。
- 著者
- 丸山くがね
- 出版日
- 2013-12-28
ゲーム上のキャラクターは感情がないという前提の中で、ゲーム上のキャラクターであるはずのセバスはあまりに善良で人間らしく動きます。しかしそのせいで、セバスが危うくアインズに裏切り者扱いされそうになるのです。
- 著者
- 丸山くがね
- 出版日
- 2014-01-31
7巻では、冒険者崩れの何でも屋であるワーカーたちがチームを組み、調査という名の盗掘に訪れます。前半ではワーカーたちのそれぞれの日常や夢、人間関係など個性豊かなワーカーたちのそれぞれの人格が語られます。
- 著者
- 丸山 くがね
- 出版日
- 2014-08-30
今作はこれまでと比べて残虐さの少ない一冊となっています。さらに恋愛模様にスポットが当たるため、『オーバーロード』の中では異色の話となっているのが「エンリの激動かつ慌ただしい日々」です。
- 著者
- 丸山 くがね
- 出版日
- 2014-12-26
今作は、アインズが王国に強い一撃をお見舞いするところから始まります。それは作中にあるとおり「大虐殺」そのものです。
- 著者
- 丸山 くがね
- 出版日
- 2015-06-29
10巻の魅力は、なんといっても勘違い臣下たちのこれまでにない暴走っぷりだといえます。
- 著者
- 丸山 くがね
- 出版日
- 2016-05-30
11巻の魅力は、3巻で反逆騒動を起こし謹慎状態にあったシャルティアの汚名返上シーンにあります。シャルティアは普段、胸パッドを一生懸命に盛り込み、胸パッドがずれないように極力歩行をしないようにしていました。
- 著者
- 丸山 くがね
- 出版日
- 2016-09-30
亜人連合軍に突然の襲撃を受けた聖王国。襲撃してきた連合軍を率いるのは、残虐非道な魔皇ヤルダバオトでした。
彼により国家存亡の危機に立たされた聖王国は、魔導王アインズが率いる魔導国へ救いを求めます。魔皇ヤルダバオトを倒すべく立ち上がった、アインズの戦いが幕を開けます。
- 著者
- 丸山 くがね
- 出版日
- 2017-09-30
上下巻構成となる「聖王国の聖騎士」の上巻となる本巻。上巻ということで、起承転結の起承部分といったところでしょうか。
魔皇ヤルダバオトによって苦難に立たされている聖王国を救うために動き出したアインズですが、どちらかというと亜人連合は彼よりも格下のため、戦いによる緊迫感はあまりないかもしれません。むしろ魔皇ヤルダバオトが残虐非道に弱者を蹂躙するシーンのほうが、手に汗握ることが多いでしょう。
そんな本巻では、メインの視点人物は、ネイアという聖王国の訓練生の少女になります。理不尽な扱いを受ける彼女がアインズと行動するうちに、彼に強い信頼を寄せていくようになるのです。
彼女の動向を含め、聖王国を救う救国物語は次巻へと続いていきます。
亜人連合の圧倒的な兵力を前に、成すすべもない聖王国。四方を囲まれ絶体絶命のなか、魔導王アインズは単身、魔皇ヤルダバオトの前へと立ちました。
しかし、聖王国を救うという約束を守るために動いたアインズに待ち受けていたのは、死という結末だったのです。
- 著者
- 丸山 くがね
- 出版日
- 2018-04-27
前巻の上巻に続き、聖王国編の下巻となる本巻。前巻では、アインズの戦いをめぐる展開では緊迫感はあまりなかったのですが、本巻では一変。魔皇ヤルダバオトと対峙するアインズなど、ドキドキする展開が続きます。
そして、アインズを待ち受けているのは、死。しかし、もちろん本シリーズの主人公である彼がそう簡単に死ぬわけもなく、そこにはある仕掛けが隠されているのです。読者も、彼が本当に死んだと思う方はそう多くないでしょう。
その点では驚きは少ないのですが、ネイアの方は、かなりドキドキとさせられる展開があります。この聖王国編が彼女の物語だと感じさせてくれるものになっています。
下巻ということで、全てがクライマックスのような本巻は、最初から最後まで怒涛の展開。最後まで一気に読むことができるはずです。
絶対的強者の無双小説『オーバーロード』。ブラックでブラッディーな爽快感を得たいときにおすすめです。