ミステリーとファンタジーの要素が交じり合う世界感が魅力で、多くのファンを持つ富安陽子。山姥の娘や鬼が登場する絵本や、生と死について考えさせられる作品まで、幅広いジャンルの物語を生み出しています。今回はその中でもおすすめの5冊を紹介します。

天真爛漫なまゆがとても可愛らしく、まゆを食べようと悪だくみを重ねる鬼を素直な心で撃退してしまう物語は痛快です。
- 著者
- 富安 陽子
- 出版日
- 2004-03-10
鬼がスーツを着て、子どもたちに見送られながら家を出て、満員のバスに揺られて勤め先へ向かう…‥その姿はとてもコミカルでシュール。鬼の世界でも父親は大変なんだな、と感心させられるでしょう。
- 著者
- 富安 陽子
- 出版日
- 2015-10-10
この先もずっと子どもに伝えていきたい大切なことが、この作品の中には描かれています。両親以外の大人たちと触れ合うことで生じる心の変化や、古くから伝わる日本の妖怪や伝承など。そして堅苦しい言葉ではなく、心に染み入るようにお盆の意味を教えてくれる作品でもあります。
- 著者
- 富安 陽子
- 出版日
- 2011-07-09
ノスタルジックな雰囲気のこの作品は、大人が読めば子どもの頃の夏休みに引き戻されるような懐かしい気持ちを味わうことが出来ることでしょう。
- 著者
- 富安 陽子
- 出版日
- 1994-07-01
中学2年生の美しい少女が2人、大自然の中で不思議な体験をするシーンは妖しげで、美しい描写も相まって読み手の心を掴みます。
- 著者
- 富安 陽子
- 出版日
- 2012-10-24
富安陽子の描き出す世界は、どこか懐かしい雰囲気に包まれていて、そこに登場する妖怪変化は決して恐ろしい存在には見えません。大人は子ども時代を思い出し、子どもは別世界へ足を踏み入れたような気分を味わえる作品ばかりです。奇天烈な展開に心を翻弄されながらも、瑞々しい爽やかさを感じる読後感を味わえる、富安陽子の作品をぜひ一度手に取ってみてください。