夏はエアコンの効いた部屋で引きこもりたい人に送る、家モノホラー。もちろん、家の中にも恐怖はあるのです。あなたの家は大丈夫ですか?

全編に渡って「砂」がキーワードに設定されています。日常に潜む恐怖と、いつの間にかそれに包囲される怖さを描いたノンストップ・ホラー作品です。平岩家に得体の知れない不気味な何かの存在を感じる果歩と、一方で友達が「砂」によって行方不明となった少年の視点から交互に描かれる物語は、現代家庭を舞台にしているため直球でリアル、そして入り込みやすくなっています。
- 著者
- 澤村伊智
- 出版日
- 2017-06-29
心理学教授の金石は、菰田夫婦をサイコパスと判断しますが、彼も何者かによって殺害されてしまいました。魔の手は若槻の周囲の人間たちにも伸び始め、やがて恋人の恵にまで及んでしまいます。理屈の通じない人間と対峙することの恐怖、そして重徳の妻・幸子の常軌を逸した異常性は、幽霊や怪物を使わずともホラー小説がここまで怖くなるのかと感じずにはいられません。
- 著者
- 貴志 祐介
- 出版日
和室と帯、イメージされる「溢死する和服の女性」……入居当時2歳だった久保の娘・美都は、天井のあたりをじっと見つめ「ぶらんこ」と呟きました。久保が住む岡谷マンションは、いわくつき物件なのでしょうか?同じく近隣の岡谷団地にも、住人がいつかない家が存在していました。そして、一連の怪現象を調べるうちに、あるひとつの因縁が浮かび上がってきます。
- 著者
- 小野 不由美
- 出版日
- 2015-07-29
息子のダニーは「シャイニング」という、未来予知やテレパシーを使える超能力を持っていました。ホテルに到着した彼は、ハローランという自分と同じ能力を持った料理長と出会います。彼らは、シャイニングを使って言葉を用いずに会話をすることができました。やがてダニーは、ホテルの中に自分たち以外の存在がいることを感じ始めます。オーバールックホテルでは過去にとある惨劇が起こっており、その亡霊が今もホテル内をさまよっているのでした。
- 著者
- スティーヴン キング
- 出版日
- 2008-08-05
近年注目を浴びている「特殊清掃員」という職業にスポットを当て、グロテスクな恐怖にリアルな演出を与えています。主人公が悪夢に囚われていくまでの描写が非常に巧みで、あっという間に引き込まれてしまうでしょう。「牛男」の棲んでいた屋敷に足を踏み入れたことで、現実と虚構の境目が曖昧になっていく様は、一度読んだら忘れがたい魅力に包まれています。
- 著者
- 岩城 裕明
- 出版日
- 2014-11-22
家モノホラーには名作が多く、またそのどれもが一級品の怖さを持っています。家の中でふと気配を感じたら、一度振り返って確かめてみた方がいいかも知れません。
夏フェア
ホラー?ミステリー?それとも青春?夏に読むのにぴったりの作品を紹介します。小説や漫画、絵本はもちろん、カブトムシやクワガタの飼い方まで!