芥川賞の受賞作家として、高い知名度を誇る諏訪哲史。小説はもちろん、エッセイや評論の分野でも、高い注目を集めています。小説や文学における教鞭もとっており、豊富な読書量も話題であり、今後の活躍にも期待が集まっています。

本作の重要なモチーフである吃音については、諏訪哲史自身が、幼少期に実際に悩まされたものでもあります。問題を抱える本人はもちろん、それを取り巻く周囲の人々についてのリアリティある描写も話題になりました。
- 著者
- 諏訪 哲史
- 出版日
- 2010-07-15
「湖中天」では、電車の中で揺すって起こされたものの、乗り換えた先でもまた寝てしまって結局揺すられるところで目が覚め、元に戻ってしまうという循環が描かれています。この作品のように、循環をテーマに扱っているものが多く、これが決して外に出ることができないという意味で、タイトルの「領土」につながっているのです。
- 著者
- 諏訪 哲史
- 出版日
本作の特徴は、ストーリーのすべてが会話文で構成されているという点です。いわゆる地の文はひとつも存在せず、手法として非常に挑戦的と言えます。地の文が存在しないからこそ映し出される景色や、会話文だけだからこそ、うまく隠すことができる事実があるのです。
- 著者
- 諏訪 哲史
- 出版日
- 2011-07-15
『アサッテの人』や『りすん』でも、小説を書く登場人物を描いてきた諏訪哲史。彼の作品の中で、小説を書くということは、非常に重要なモチーフとされることが多いです。本作も同様であり、修一が篤についての小説を書くことによって、二人の関係性をより印象深くしていると言えるでしょう。
- 著者
- 諏訪 哲史
- 出版日
- 2012-06-15
40歳にして、既に1万冊を読破した読書好きである諏訪哲史が、厳選した100冊について語っているという、非常に豪華な仕様の一冊です。ただあらすじを描き、おすすめのポイントをピッアップするという仕様ではなく、文体や批評に焦点を当てているところが、諏訪ならではのエッセイと言えるでしょう。
- 著者
- 諏訪 哲史
- 出版日
- 2014-10-27
いかがでしたか?諏訪哲史の作品は、どれも独自の魅力にあふれています。興味をもったあなたは、ぜひ手にとってみてください。