時事を織り込んだ設定、緻密な技術描写をふんだんに盛り込みながら、それを意識させない読みやすさとテンポのよい展開で高い人気を誇るSF作家、藤井太洋。その作品は日本だけではなく、海外でも多くの人に親しまれています。

マイナンバー制度やPC遠隔操作事件、迷惑メールによる個人情報の抜き取りといった、現実のニュースでもよく目にする言葉をちりばめながら、あらゆる情報が個人に紐づけされた社会で起きるサイバー犯罪の危険性がスリリングに描かれます。
- 著者
- 藤井 太洋
- 出版日
- 2015-04-10
舞台は2018年の日本。東京オリンピックをきっかけに激増した移民たちが「N円」と呼ばれる仮想通貨による巨大経済ネットワークを作り上げる一方、国内では多額の増税が行われています。主人子の巧は企業に就職せずに働く「フリービー」と呼ばれる身分。三畳のアパートに住み、電車の代わりに自転車で移動しています。
- 著者
- 藤井太洋
- 出版日
- 2016-07-07
物語の年代は2037年。まるでプログラムを書くかのように一から遺伝子を設計された「蒸留作物」が普及しており、その遺伝子デザイナーとして働く主人公は、クライアントの依頼に応えて「光る米」を作成していました。その稲にとある異常が見つかった……というところから、物語がスタートします。
- 著者
- 藤井 太洋
- 出版日
- 2013-04-30
なんといっても圧巻なのは、全編にわたって圧倒的な密度で並べられる技術用語の数々でしょう。怒涛のごとく現れる宇宙開発に関する様々な技術は、幼いころ宇宙に興味を持った人であればワクワクすること間違いなし。平易な言葉で読みやすく説明されているので、あまり専門的な知識がなくても楽しむことができます。
- 著者
- 藤井太洋
- 出版日
- 2016-05-10
緻密な設定描写、ハイスピードでサクサクと読ませる文体、現場のプロたちの矜持、未来を信じる前向きなメッセージ……様々な側面を持つ藤井太洋の小説は、どれもエンターテイメントとして超一流です。読み応えのある作品を求める人は、ぜひ手にとってみてください。