青春の戦いと、まっすぐな恋と、優しさと、成長痛。映画化された『陽だまりの彼女』や漫画化された『階段途中のビッグ・ノイズ』など、数々のジュブナイル小説を生み出し続ける越谷オサム。おすすめの作品をネタバレしつつご紹介します。

いじめっこのヒロインを助け出す主人公、秘密の共有、そしてファーストキスをした相手との結婚。『陽だまりの彼女』では、胸が苦しくなるほどに甘酸っぱいストーリーが展開されます。
- 著者
- 越谷 オサム
- 出版日
- 2011-05-28
魔法使いの見習いは、一人前になるために魔法学校がある世界から人間界へとやってきます。次の満月までに一人前になれなければ消えてしまう存在。太郎は少女アリスを一人前にするため、行儀作法を教え、叱り、励まします。
- 著者
- 越谷 オサム
- 出版日
- 2016-11-22
『階段途中のビッグ・ノイズ』は2011年に亀屋樹によって漫画化されるなど、多数のファンをもつ作品です。
- 著者
- 越谷 オサム
- 出版日
主人公いとの祖母、ハツエは、三味線で洋楽ロックをロックを弾きこなす逸材。いともその才能を受け継ぎます。しかし同時に、祖母ゆずりの強い津軽弁のせいで引っ込み思案になってしまいます。
- 著者
- 越谷 オサム
- 出版日
- 2013-10-28
表題作「金曜のバカ」はワケあり女子高生と元引きこもりのストーカー男とのバトルを描いた作品ですが、ミスリードと伏線が丁寧に重ねられており、推理ものとしても楽しむことが出来ます。爽快感あふれるラストは病み付きになるでしょう。
- 著者
- 越谷 オサム
- 出版日
- 2012-11-22
文芸部が舞台の青春小説。とはいっても、文芸部としての活動がメインではありません。恋愛・友情の舞台がたまたま文芸部だった、といった方がしっくりくる小説です。
主人公は、入部もしていないのに文芸部に入り浸る涌井 陸(オケイ リク)。身長170cm未満、体重98kg、ウエスト115cmの巨漢。クラスメイトからは「ブーちゃん」と呼ばれることも。体形の事は本人も気にしているのですが、悪気なく「ブーちゃん」と呼んでくるクラスメイトに強く言うこともできず……。
友人・「ハカセ」こと河本 博(コウモト ヒロシ)は唯一の文芸部員。ある日、地味ながらも可愛らしい1年生、野村 愛美(ノムラ マナミ)が入部希望者として現れます。
「ぱっとしない男が2人いるだけの退屈な部」になぜ彼女は現れたのか?と不思議に思う主人公。その後、野村の靴が盗まれる事件が起きたかと思えば、主人公にとってプライベートな内容がぎっしりの「空色メモリ」が盗まれて……。
- 著者
- 越谷 オサム
- 出版日
- 2012-06-22
主人公はコンプレックスを抱えていますが、それでも前向きに過ごそうと努力しているため、卑屈な印象派ありません。冴えない男仲間の「ハカセ」が恋をし、それを主人公が応援する様子が本作の主軸となっています。ハカセとの友情は必見。読者の心を温めてくれるでしょう。
ミステリ要素も小さいながら、ところどころに散りばめられており、謎を通して主人公達がほんの少しだけ成長する様子は、良い意味で現実離れしていません。男性の方、女性の方ともに充分納得できるストーリー展開となっているでしょう。
学生はもちろん、高校生活を思い出したい方。最近疲れ気味な方におすすめの1冊。読後はなんとも爽やかな気分になれます。
一気に読破しても、ゆっくり読んでも。お好きな方法で楽しんでみてください。