3ヶ国語を操るマルチリンガル作家、ポストモダン作家、チェス・プロブレム作家、蝶の研究者と様々な顔を持つ世界文学の巨匠ナボコフ。ピンチョンを筆頭に後の作家に与えた影響は計り知れません。この記事では、ナボコフの代表作5作を紹介します。

『ロリータ』は当初、あまりに性的に倒錯した内容のため、アメリカの出版社に出版を断られてしまいます。その後、フランスのポルノ小説で有名な出版社から1955年に出版され、やがてアメリカでも出版されるようになると、たちまちベストセラーに。スタンリー・キューブリックやエイドリアン・ラインらによる2度にわたる映画化も話題になりました。
- 著者
- ウラジーミル ナボコフ
- 出版日
- 2006-10-30
ウラジーミル・ナボコフには、作中の主人公のような、自分より1歳年下の弟がいました。ロシアからの亡命後、家族はベルリンに居を構えますが、兄弟はケンブリッジ大学で学びました。作中で主人公である弟が兄のケンブリッジ時代を回顧する描写は、『ナボコフ自伝』に描かれるナボコフ自身の姿と重ね合わされます。
- 著者
- ウラジミール・ナボコフ
- 出版日
- 1999-07-09
アメリカへ移住する前のナボコフは、ベルリンやパリで亡命ロシア人に向けたロシア語小説を書いていました。
- 著者
- ナボコフ
- 出版日
- 2011-09-20
この作品は、ロシア語で書かれたナボコフ初期の作品です。しかしながら、ナボコフ特有の言語世界は、既に熟達の域に達していると言えるでしょう。
- 著者
- ウラジーミル・ナボコフ
- 出版日
- 2008-09-19
ナボコフの小説の読み方は、作品を徹底的に分析、観察することです。主題、構造、文体がいかに配置され、組み合わされ、混ざり合い、芸術となって表れているのか。読書会に参加しなくても、主人公と一体にならなくても、筋や会話の面白さに熱中しなくてもいい、ただテクストを読むことが必要なのだ、とナボコフは言います。
- 著者
- ウラジーミル ナボコフ
- 出版日
- 2013-01-09
20世紀文学の巨匠、「言葉の魔術師」ナボコフの緻密かつ流麗な言語世界をぜひ、お楽しみください。