映画やドラマ、漫画などでもお馴染みの、言わずと知れた名探偵・金田一耕助。やはりその活躍は、原作小説でじっくりと堪能したいところですね。ここでは、金田一耕助の魅力を存分に味わえるおすすめの小説を、ランキングにしてご紹介していきましょう。

病院経営などで名を馳せる「法眼家」と、大企業グループを運営する「五十嵐家」。縁戚関係を結んでからというもの、両家の深い関係は代々続いています。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
映画女優として押しも押されぬ大スターの鳳千代子は、4回の結婚・離婚を経験する、その男性遍歴にも注目が集まっていました。1959年、千代子の最初の夫である笛小路泰久が、軽井沢のプールで心臓麻痺を起こし死亡します。その前年には、2番目の夫であった阿久津謙三が交通事故で死亡していました。
そして1960年8月。台風の襲来した軽井沢で、千代子の3番目の夫であった槇恭吾が、青酸カリを飲まされ殺されているのが発見されたのです。千代子の現在の恋人飛鳥は、彼女の夫であった男が次々と死亡している事実を受け、ちょうど軽井沢に滞在していた金田一耕助に調査を依頼してきたのでした。
この作品では「金田一耕助」シリーズでお馴染みの、おどろおどろしい猟奇性がかなり抑えられているのではないでしょうか。その一方、様々な細かい伏線がいたるところに張り巡らされ、濃密な犯人探しが展開されていきます。意外な犯人と秘められた真相には心底驚かされ、その構成力の上手さに脱帽させられてしまいます。
一時執筆が中断されていた作品でしたが、晩年になって書き下ろしが加えられ、長い年月を経て仕上げられた傑作です。物語には、終始どんよりとした暗さが漂っていますが、とにかく内容が濃く読み応えは抜群。シリーズの中でも異色と言われている作品なので、ぜひ1度目を向けてみていただきたいと思います。
今年18歳を迎える大道寺智子は、月琴島と呼ばれる小さな島で生まれ育ちました。19年前、月琴島を訪れた2人の青年のうちの1人、日下部達哉と、大道寺家の娘琴絵が恋仲になり、琴絵が身ごもった子が智子です。ですが父親の達哉は、智子が生まれる前に不審な死を遂げてしまい、琴絵は月琴島を訪れたもう1人の青年、速水欣造を婿養子として智子を生んだのでした。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 1973-10-15
岡山と兵庫の県境にある「鬼首村」では、古くから名家として名を馳せてきた由良家と、急激に勢力を伸ばした仁礼家が対立関係にあります。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 1971-07-14
戦慄を感じながらも、提示されるいくつもの謎にはわくわくさせられ、真相が気になり読む手が止まらなくなる作品です。謎が解けたときの霧が晴れるような感覚は格別。ですが同時に、登場人物たちの悲劇に胸の詰まる思いがこみ上げます。
人間関係がとにかく複雑ですが、どの登場人物にも細かく丁寧に焦点が当てられ、知らず知らずのうちに感情移入してしまうことでしょう。頑張って自転車を漕いでみたり、磯川警部とコミカルな憎まれ口を叩き合ってみたりと、金田一耕助独特の魅力も随所に見ることができます。興味のある方はぜひ一読してみてくださいね。
1947年1月、銀座の宝石店「天銀堂」で、店員たちに青酸カリを飲ませ殺害し宝石を奪う、という残虐な強盗事件が発生しました。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 1973-02-20
ある晩、売れない推理小説家、屋代寅太の元に、友人の仙石直記が相談に訪れました。直記の腹違いの妹である、古神家の娘八千代が、昨年の10月に起きたキャバレーでの狙撃事件の犯人だったと言うのです。被害にあった男は画家の蜂屋古市で、右太腿を撃たれ負傷しました。八千代は人違いで撃ってしまったらしく、後日そのことに気づいた彼女は、蜂屋に興味を持ち接近。ついに古神邸で同居するまでの仲に発展します。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 1973-03-01
その昔、村にやってきた8人の落武者が、財宝に目が眩んだ村人たちによって、皆殺しにされてしました。落武者たちの祟りを恐れた村人たちが、8つの墓を立て手厚く葬ったことで、村はいつからか八つ墓村と呼ばれるようになります。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 1971-04-26
信州財界一の富豪犬神佐兵衛が、某大な遺産を残してこの世を去りました。佐兵衛に正式な妻はおらず、それぞれ母親の違う3人の娘と、その娘たちの息子が1人ずついます。遺された遺言状は、長女松子の一人息子佐清が、戦地から復員するのを待って開封されることになっていました。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
1937年。岡山の片田舎に広大な敷地を持つ旧家、一柳家の長男賢蔵の結婚が決まりました。相手の女性は元教師の久保克子。賢蔵が一目惚れをしたのです。久保の家は、かつては一柳家の小作人であったため、身分が違うと結婚を反対されますが、賢蔵の意思は固く、周囲の反対を押し切っての結婚となりました。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 1973-04-20
1946年9月。終戦から1年が経った頃、金田一耕助は獄門島へ向かう船に揺られていました。戦地で親しくなった鬼頭千万太が、引き揚げ船の中で亡くなる際「おれがかえってやらないと、三人の妹たちが殺される。金田一君、おれの代わりに獄門島へ行ってくれ」と頼んできたのです。
- 著者
- 横溝 正史
- 出版日
- 1971-03-30
「金田一耕助」シリーズの中から、おすすめの小説をランキングにしてご紹介しました。ミステリーが好きなら、避けて通れない名作ばかりです。読み応えのある面白い作品が揃っていますから、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。