グロテスクで破壊的、それでいて人間の根源的な部分を描く吉村萬壱。芥川賞受賞経験もあるその衝撃に満ちた作品を読んでみませんか?

しかし、一緒に海水浴を楽しみ、子どもたちを施設へ戻した後、「やっぱり結婚はできない」という慎一の言葉を聞き、サチコは突然カミソリで腕の真ん中を一文字に切り裂いて自殺をしようとします。病院へ行くのを拒むサチコに対し、慎一は麻酔代わりにウイスキーを飲ませ、針と糸で傷を縫合しようとしますが、それから慎一の中にある感情が芽生え始め……。
- 著者
- 吉村 萬壱
- 出版日
恭子は学校にもほとんど友達がいませんが、恭子自身はそれをあまり気にしていませんでした。しかしある日クラスメイトのアケミが亡くなってしまいます。
- 著者
- 吉村 萬壱
- 出版日
- 2017-02-10
大規模なテロによって家族を失った椹木は、憎むべき「テロリン」を倒すべく、兵に志願し戦闘員として大陸へと渡ることに。しかし、そこには人間がほとんど生存しておらず、代わりに生息していたのは「神充」という未知の存在でした。「地区」と呼ばれる場所で極秘に進められている国家の「神充プロジェクト」。異形の究極兵器「神充」をめぐり、兵たちは殺戮を繰り広げるのですが……。
- 著者
- 吉村 萬壱
- 出版日
「ヤイトスエッド」とは、「お灸を据えるぞ」という意味の関西弁。関西出身の吉村萬壱らしい言葉遊びです。どの物語もやや悪趣味。しかし、そこに不思議な人間臭さも漂い、各辺の絶妙なサブタイトルとも相まって独特の世界観を創り出しています。ホラーでもあり、怪奇小説でもあり、エンタメ小説でもある……そんな少し奇特な世界を覗き見ることができる作品です。
- 著者
- 吉村 萬壱
- 出版日
- 2009-04-25
坂下宙ぅ吉は45歳の独身。過去に新人賞を受賞したものの、その後は伸び悩んでいました。彼が街に住み始めたことで近所の住人たちにも様々な影響が現れ、やがて人々は常軌を逸脱していきます。
- 著者
- 吉村 萬壱
- 出版日
- 2009-09-25
目を引くコミカルなタイトルと、それに似合わずエログロ満載の吉村萬壱作品。食わず嫌いをせずその作風に身を任せてみると、新たな魅力を再発見できるかも知れません。