殺人者やサイコパスに襲われる恐怖を描いた鬼畜小説。その異常性とグロテスクさに注目が集まりがちですが、意外に読ませる作品が多くあります。今回は鬼畜小説のおすすめ5選をご紹介します。

レストランで大量に料理を注文した挙句、残してしまった女性は餓死、幼い娘を虐待した母親は風呂場で溺死、犬を繋ぎっ放しにしている男には首に縄をかけて吊るし、立ちっぱなしにさせるなど、その手段は残虐極まりないものでした。堕胎医として、生まれる前の命を千人以上殺してきたとはいえ、古河は実際に殺人をおこなうことに何の躊躇も持ち合わせていません。そんな彼は、ある日ついに自分の理想とする獲物を見つけ、彼女を地下室に招くべく準備を始めるのですが……。
- 著者
- 大石 圭
- 出版日
調査を進めるほど、明らかとなっていく菰田夫妻の黒い過去。若槻の恋人・恵が勤務する大学病院の心理学助教授である金石は、プロファイリングの末彼らをサイコパスと診断。ところがその矢先、金石は何者かに惨殺されてしまいます。魔の手は若槻の周囲の人間や恋人の恵にまで迫り、やがて想像もできない悪夢の連鎖に繋がることになるのです。
- 著者
- 貴志 祐介
- 出版日
そして、楽しいはずの合宿は阿鼻叫喚の地獄と化すことに。突如現れた何者かにメンバーたちが次々と殺害されていきます。その手口は残虐極まりなく、目を覆うばかりの描写がされるのですが、殺人鬼の正体や目的は一切不明。しかし、実はそこに巧妙な伏線が張り巡らされ、ラストにかけて作者の仕掛けた壮大な罠が待っているのです。
- 著者
- 綾辻 行人
- 出版日
- 2011-08-25
計画を立てたものの、腕力では到底雷太に適いません。そこで、2人は蛇腹沼に棲んでいる河童に雷太の殺害を依頼することに。山に住む脱走兵の「べかやん」から河童との交渉のしかたを教わった利一と祐二は、いよいよ沼に入ります。そこには「モモ太」「ジッ太」「ズッ太」という河童の三兄弟がいました。2人は長男のモモ太に雷太殺しを頼むのですが、モモ太は何と見返りとして村の若い女を要求してきて……。
- 著者
- 飴村 行
- 出版日
メドゥサとは、ギリシャ神話に登場する女性の怪物。蛇の髪を持ち、その姿を見た者は恐怖のあまり体が石になってしまうといいます。そのメドゥサが23年前、長野のある小さな町に存在した……主人公は、陽造が死の間際まで書いていた小説の存在を突き止め、彼の日記を頼りにその町に向かいます。「メドゥサ」と呼ばれ、23年前に死んだ新庄あずさという少女。主人公は、次第にある連続怪死事件の謎に巻き込まれることに。
- 著者
- 井上 夢人
- 出版日
- 2002-08-09
一口に「鬼畜小説」といっても、そこには様々な手法と世界観があります。グロテスクさに囚われることなく、好みの作品を見つけてみてください。