ベストセラー『もてない男』の著書として知られる比較文学者・評論家であり、小説家としても活躍している著名人・小谷野敦。おすすめ5作品をご紹介します。

最初に断っておきますが、この本に掲載されている各受賞作品の偏差値は、100パーセント小谷野敦の主観により、独断と偏見でつけられています。選考委員や世間の評価が高い作品でも低い偏差値がつけられているものも、もちろん存在していました。しかしそれに添えられた、辛口な批評が面白いことも事実。逆に読んでみたくなるかもしれません。名作とされている文学作品ですから「自分で読んでみる」ことが結局一番良いのです。そう、これは小谷野敦の評価がどうあれ「名作とされている文学を知る」ことができる非常に有難い本でもあります。
- 著者
- 小谷野 敦
- 出版日
- 2017-02-13
著者は本書の中で「バカ」に向けて、ある指針を示しています。それは「歴史を学ぶこと」。彼は特にフランス現代思想に興味を持つ人を例にして話を進めていますが、最初から抽象的な思想を論じるような難解本をわからないままに読むのではなく、小説でも漫画でも良いから、とにかく歴史的事実を面白く学べ、と言うのです。深めてゆくのはそこからだ、と。
- 著者
- 小谷野 敦
- 出版日
本書は「童貞論」「自慰論」「恋愛論」「嫉妬・孤独論」「愛人論」「強姦・誘惑論」「反恋愛論」の全7回から構成されています。各回の内容には独自の思想に並べて恋愛にまつわる文学作品や漫画を取り上げての考察が為されているため、本が好きな方は特に興味深く読むことのできる1冊だと思います。また各章の最後にはその章の主題に沿ったブックガイドが付属しており、小谷野敦の知識の深さ、見解の広さを思い知らされることでしょう。
- 著者
- 小谷野 敦
- 出版日
世界の古典文学と呼ばれる作品を、あなたはいくつ読んだことがありますか?シェイクスピアの『ハムレット』、ホメロスの『オデュッセイア』、ジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』、マーク・トウェインの『ハックルベリーフィンの冒険』、ドストエフスキーの『罪と罰』などなど。日本にも紫式部の『源氏物語』や滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』を筆頭に多数の古典文学が存在しますが、教科書に載ってはいたものの、全文を読んだ方は少ないのではないでしょうか。
- 著者
- 小谷野 敦
- 出版日
「私が言いたいのは、「遊びが大切だ」とか「快楽を肯定せよ」とか言われると、もうごく単純な疑問が沸いてくる、ということなのである。それはつまり、「飽きないか」ということなのだ。」(『退屈論』より引用)
- 著者
- 小谷野 敦
- 出版日
いかがでしたでしょうか。小谷野敦の鋭い眼と膨大な知識、広い見解で論じられるまったく新しい恋愛論や文学論は、私たちがそれについて考えるきっかけとなり、役に立つヒントを与えてくれると思います。是非読んでみてくださいね。