物事の考え方や捉え方が一気に大人びて、想像力が増してくる10歳頃の子どもたち。周りの人間との関係や関わり方が変化し、友達同士のトラブルが増えてくるのもこの時期です。この多感な時期に子どもにぜひ読ませたい、想像力の高まる本を5冊ご紹介します。

この本の醍醐味は、表情豊かな人物の顔に代表される緻密な絵にあります。漫画のようなコマ割りで、ストーリーを追いやすい工夫もされていますよ。文字のない絵本というと0歳の赤ちゃん絵本を思い出す方も多いかと思いますが、精巧な絵とストーリーで構成されているこの本は10歳程度の能力と感受性があってこそ楽しめる絵本でしょう。
- 著者
- デイヴィッド ウィーズナー
- 出版日
森林の保護、自然環境の整備は現在の日本において他人事ではありません。小学校中学年程度になると環境破壊についても机上の理論で学習する機会があることでしょう。この物語は繊細で美しい絵と共に判りやすい端的な文章で構成されていますので、読みやすく、伝記初心者におすすめです。
- 著者
- クレア・A. ニヴォラ
- 出版日
平和に対する感謝と願い、そして過去の戦争に対する正しい知識は小学校時代にぜひ身につけたいものの1つです。戦争という同じくくりの中で生きていても、確実に死ぬために飛行機で飛び立つ若者もいればその飛行機を見て単純に喜ぶ子供もいます。平和な現代に生きていると戦争は過去のもの、身近ではないものと感じてしまいがちですが、戦争は今の自分たちと何ら変わることはないそれぞれの日常の延長線上に存在していたのです。この物語ではまだ幼い生徒たち、特攻隊員、そして美しいスミレの対比によってそのことを強く感じることが出来るでしょう。
- 著者
- 今西 祐行
- 出版日
3人のユウキにはそれぞれ全く違う特徴があり、それゆえにケイタはそれぞれと全く違う思い出を共有しています。10歳頃はクラス内の友人関係がグループ化されてくる頃でしょう。どうしても偏りがちな友人関係において、この3人のユウキとケイタとの関わり方は羨ましい限りですね。
- 著者
- 伊藤 遊
- 出版日
- 2003-06-25
この物語のテーマはズバリ"時間"です。10歳頃の子どもたちは学校の勉強が難しくなったり、習い事が増えたりすることで「遊ぶ時間が足りない」「とにかく時間がない!」と感じ始めているのではありませんか?
- 著者
- ミヒャエル・エンデ
- 出版日
- 2005-06-16
10歳頃の子どもたちは幼児期から培った経験と学んできた知識を糧に目をみはる成長を遂げます。親子関係よりも友人関係を優先し始めるのもこの時期からでしょう。そして、大人以上に色々な悩みが出てくるのもこの時期です。心が戸惑ったり、悩んだりしたときには本を読んで想像力を鍛えてみませんか?未知の世界を冒険できたり、面白い友達が出来たり、想像が溢れ出すとても有意義な時間を過ごすことができますよ。