安部公房は、ノーベル文学賞に最も近いと言われたほどの世界的SF作家です。一度読んだだけでは難解に感じる深い深い、世界観に浸ることのできる作品をご紹介します。

主人公の男は、昆虫採集のためにある部落に迷い込みます。泊まるところの無かった男は、老人の勧めにより、ある民家に滞在することになりました。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
ここでは「S・カルマ氏の犯罪」についてあらすじをまとめたいと思います。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1969-05-20
主人公の「ぼく」は、研究所の所長代理として働いています。ある日、液体空気の爆発事故によって顔に重度の火傷を負い、自分の顔を失ってしまうのです。傷跡によって夫婦関係や職場など人間関係がうまくいかなくなり、自分も周囲の目を気にするようになりました。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1968-12-24
物語は男が箱をかぶることから始まります。約1×1×1.3mのダンボール箱を頭にかぶり、「箱男」が自分の記録をノートに記すのです。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
ある朝目が覚めると、膝にかいわれ大根が生えていた。原因も分からず病院へ行くと、医師が男を自走する生命維持機能付きベッドへと括り付けます。ベッドが勝手に走るのです。その行先は地獄谷の硫黄温泉。ベッドは温泉行のトロッコとなります。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1995-01-30
舞台は倉の2階にあるねずみの巣です。そこにはネズミの夫婦がいます。夫のオルフィスは天才的な詩人で、彼の叫びを聞けばねこも寄り付かず、ねずみの住みやすい環境になってしまう力を持ちます。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1973-08-01
世界初の予言機械「モスクワ1号」がソビエトで開発され、日本でも予言機械を造ることになりました。主人公が開発した「KEIGI-1」は脳波から記憶や人格を再現することに成功します。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1970-11-27
ある探偵が失踪した人物の捜索を依頼されます。手がかりはほとんどなく、難航しますがある人物に行き当たります。ですがその人物は事件に巻き込まれ、あっけなく死んでしまうのです。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1980-01-29
ある日主人公が帰宅すると、先客が自分の部屋に居ました。その客は両足を揃えてうつぶせに横たわっているのでした。死んでいるのです。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1974-05-28
元機会技工士の男が自殺をしようとしましたが、通りがかりの学生から死体を売ってほしいと頼まれます。機会技工士は持たされた地図を頼りに目的地へ行くと、脳の手術によりR62号というロボットに変えられるのです。
- 著者
- 安部 公房
- 出版日
- 1974-08-27
安部公房作品は読むのに労力をつかう作家です。非常に難解で、シュールな世界観に挫折する方も多いかもしれません。ですが、諦めるのはもったいないです!今読んで分からない作品が、数年後、すっと物語に吸い込まれる時が来ると思います。
恐ろしく、暗い作品が多いですが……だからこそこのモヤモヤと曇った社会の中にいる自分の目の前の霧を晴らしてくれる、不思議な作用のある作品ばかりなのです。