アル中、ドラッグ中毒、同性愛、指詰め、妻殺し……自身の過激なエピソードをもとに作品を書いたバロウズ。自他の文章を切り貼りする、カットアップという、小説の定義さえ問う手法が代名詞。ビートニクの旗振り役バロウズの奇妙な世界を覗いてみませんか。

麻薬中毒の最も重い時期に発表したこの処女作。あらゆる薬物の種類や、効果の違い、入手方法や治療など詳細が語られています。ストレートな文体でテンポもあり、とても読みやすく書かれています。この作品を読んでからほかのバロウズ作品を読むと、その世界観を理解する助けとなり得る一冊です。
- 著者
- ウィリアム バロウズ
- 出版日
バロウズが麻薬を断っていく過程で書いたいくつものエピソードを、バラバラにつなぎ合わせるカットアップといわれる手法で書かれたこの作品。どういうストーリーなのか、著者が何を言いたいのか、といったことを追うことは必ずしも必要ではないと思います。小説といえば、起承転結や序破急などを期待してしまいますが、この作品においてはただその都度の場面を楽しんだほうが、むしろバロウズの醍醐味を味わえるかもしれません。
- 著者
- ウィリアム・バロウズ
- 出版日
- 2003-08-07
抽象画か、あるいはロールシャッハテストの画像でも見るように、無理に読み取らずフラットに見つめていると人それぞれに印象が浮かんでくるかもしれません。読みながらイメージが掴めたとすれば、それはきっと読者固有のものです。
- 著者
- ウィリアム・バロウズ
- 出版日
- 2004-06-04
『ジャンキー』などではむしろネコを虐待するシーンこそ出てきます。晩年のこの作品を読むと、その別人のような変わり様は驚くほどで、人間には色んな面があり、いくらでも変われる可能性があるのではと考えさせられます。
- 著者
- ウィリアム バロウズ
- 出版日
単身アマゾン奥地まで出かけ、インディアンと探検するそのモチベーションには、もはや感心しそうになります。ヤーヘは見つかったものの、期待していたような究極のドラッグではなかったようです。
- 著者
- ["ウィリアム バロウズ", "アレン ギンズバーグ"]
- 出版日
- 2007-09-04