昔から語り継がれている童話は、大人にとってどこか懐かしさを感じさせてくれるものです。また子どもたちにとっても、さまざまな教訓や昔の生活を教えてくれるものでもあります。今回は、誰でも1度は読んだことがある名作を6作紹介します。

いもとようこの、可愛らしくて鮮やかな挿絵が目を惹きます。柿の実を採れなくて困っているカニや、何か悪だくみをしている猿、母ガニが死んでしまって泣いている子ガニたち。それぞれの表情が、とても豊かに描かれています。
- 著者
- いもと ようこ
- 出版日
- 2000-09-01
色鮮やかに描かれていて、どこか懐かしくなるような挿絵です。現代風のポップな絵柄ではないですが、日本の昔話によく似合っています。男の表情や指の節など、細かいところまで丁寧に描かれているのです。
- 著者
- 西郷 竹彦
- 出版日
『さるかに』と同じいもとようこの「はじめてのめいさくえほん」シリーズであり、かわいらしい絵柄や言葉遣いの読みやすさが魅力的です。
- 著者
- いもと ようこ
- 出版日
文は、どことなく懐かしさを感じるような方言で書かれています。また、松谷みよ子が選ぶ言葉遣いが日本の昔話独特の、どこかのんびりとした素朴な印象を感じさせてくれるでしょう。特に印象的なのは雪が降る様子を表す「ほたほた」、笠が売れなかったおじいさんが帰っていく足どりを表す「とぼりとぼり」です。実際にどのように雪が降っているのか、笠が売れなかったおじいさんの残念さを表す気持ちが存分に表現されています。
- 著者
- 松谷 みよ子
- 出版日
- 2006-12-10
二人の紳士が山奥の料理店を訪れ、店から出される注文を自分たちの都合のいいように解釈していき、最後にはピンチに陥ってしまうのです。この紳士たちは犬が死んでも金銭的損害しか気にかけないというような傲慢な人物として描かれており、卑しく傲慢な人物が翻弄される様子が皮肉たっぷりに描かれています。
- 著者
- ["宮沢 賢治", "佐藤 国男"]
- 出版日
- 2010-03-03
このお話は日本各地で様々な説話が残されています。古くは、なんと『万葉集』に記述があるそうです。
- 著者
- 松谷 みよ子
- 出版日
日本の昔話はこのほかにもたくさんあり、そして1つのお話が複数出版されていることが多いです。同じお話を読み比べてみるのもおもしろいかもしれません。また、たくさんの絵本が出版され、ベストセラーが生まれていく中で、今でも愛され続けている素敵なお話たちばかりです。子どもたちと一緒に、日本の昔話の世界へ旅をしてみてはどうでしょうか。