19世紀アメリカの作家ナサニエル・ホーソーンは、17世紀アメリカの暗い歴史、とりわけ保守的社会の闇をテーマに描いた作品を多く書きました。その他にも独特の短篇を多数残しており、実はとても幅の広い作家です。

ホーソーンが、自身の生い立ちと重ねつつ、本当の善とはなにかを読者に問うてくる作品です。この場所では宗教戒律は法律そのもの、或いはそれよりも重いのです。当時の保守的な厳しい社会にあって、へスターは最低の待遇を強いられてしまいますが、全てを受け入れただひたすら耐え続ける姿が胸を打ちます。
- 著者
- N. ホーソーン
- 出版日
- 1992-12-16
ホーソーンならではの、戒律や集団心理に翻弄されるニューイングランドをテーマとした作品はじめ様々な短篇が並び、短いながらもホーソーン作品の醍醐味を味わえる一冊です。
- 著者
- ホーソーン
- 出版日
- 1993-07-16
非常に短い作品ですが、あまりに奇妙で不条理なストーリーです。当人の心情など詳細が一切分かりません。それだけにとても強いインパクトが残ります。
- 著者
- ["N・ホーソーン", "E・ベルティ"]
- 出版日
- 2004-10-28
イタリアを舞台にした、耽美的な魅力の、ホーソーン作品の中ではやや珍しい作品です。
- 著者
- ホーソーン
- 出版日
- 2016-03-28
同行を願う「私」に老人が問う、「ここにいる我々はみんな、れっきとした稼業がありまさあ。人間は一人前になるためには稼業がなくっちゃいけない。旦那は見たところ、用なしで、ただぶらぶらしていらっしゃる。」という質問がどきりとします。
- 著者
- ホーソーン
- 出版日
- 1952-10-15
ホーソーンは『緋文字』がとても有名ですが、その他にも魅力ある短篇がたくさんあるので、一作品で終わってしまってはもったいないです。自分の過去や宗教観と日々真剣に向き合って書き上げた作品は、ホーソーンならではでなかなか類を見ない、まさに人生が詰まった名作揃いです。