想像もつかないような奇想天外な世界観を創り出し、刺激的な読書体験を提供してくれる作家、山本弘。ここでは、そんな山本ワールドが炸裂する魅力的なSF作品を、5つ厳選してご紹介していきましょう。

- 著者
- 山本 弘
- 出版日
- 2009-03-25
- 著者
- 山本 弘
- 出版日
- 2011-11-25
- 著者
- 山本 弘
- 出版日
- 2014-08-19
- 著者
- 山本 弘
- 出版日
- 2010-06-24
- 著者
- 山本 弘
- 出版日
- 2006-11-23
「ビブリオバトル」とは制限時間内に1冊の本を紹介し、その紹介を聴いた人達が「どの本が1番読みたくなったか」を決定する、書籍紹介トークバトルです。「BISビブリオバトル部」シリーズはタイトルズバリ、ビブリオバトルを部活動とする主人公達を描いた現代青春小説となっております。
主人公・埋火武人(ウズミビ タケト)が少女・伏木空(フシキ ソラ)と出会い、物語がスタート。ヒロインである伏木は相手が若干引いてしまっているにも関わらず、本の話ばかりをしてしまうSFフリーク。そんな彼女を埋火がビブリオバトル部に迎え入れます。
- 著者
- 山本 弘
- 出版日
- 2016-04-28
とてもテンポがよく、読みやすい文体です。主人公をはじめ、他登場人物達も一癖二癖ある人ばかり。ノンフィクションしか読まない主人公に、関西弁で軽快なトークを見せる部長、科学をこよなく愛す先輩女性に、ボーイズラブ好きの後輩などなど。登場人物を見るだけでもかなり楽しめる作品となっています。
しかしもちろん、本作の魅力はそれだけではありません。シリーズ名を見ただけでもおわかりいただけるかとは思いますが、作中では実在する様々な本が紹介されています。ヒロインが愛するSF小説はもちろんのこと、ノンフィクションや科学書にマンガ、果ては小説版『仮面ライダー クウガ』まで……。
登場人物たちは様々なジャンルの書籍を魅力的に語っています。本が好きな人にとって、読んでいるだけでワクワクできる場面がたくさん詰まっているのではないでしょうか。
また、作中でのビブリオバトルはもちろん、各巻ごとに存在するテーマが丁寧に描かれています。その内容は人種差別や戦争、ミステリーに恋愛など。
本書は主人公達のやりとりや、ストーリーを追うことによってテーマが見えてくる、というパターンではなく、ビブリオバトルで紹介する書籍テーマを「この世界」や「戦争」とズバリ指定することによって、テーマをわかりやすく青春小説に組み込んでいます。
各巻で語られるテーマの中には、重く、切実なものもあります。ですが、青春小説の中に無理なくテーマを取り込んでいるので、読後も気持ちが重たくなることもありません。本書はヤングアダルト向けではあるものの、年齢関係なく充分に楽しめる小説となっています。
山本弘のおすすめ作品をご紹介しました。どの作品も読み応えがあり、思わず世界観に引き込まれてしまう傑作ばかりです。SFを堪能してみたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。