ライトノベルを中心に都市伝説や童話を基にしたホラーファンタジーを多数手がける甲田学人。グロテスクな描写と、人間の心の闇を描き出す心理描写にハマる人が後を絶ちません。作者本人はあくまで「メルヘン」だと主張してやみませんが、果たしてその真相は?

舞台は、房総半島にある聖創学院大附属高校。文学部2年生の男女5人と、神隠しの少女をめぐるストーリーがこの作品の柱です。神隠しに遭遇して以来、異界の気配を察知できるようになった少年・近藤武巳と、次々に起こる怪現象に巻き込まれる文芸部員たちが中心となって物語が展開していきます。関わる者全てを異世界へと引き込むという、とある少女にまつわる都市伝説を追う第1巻「神隠しの物語」に端を発し、「呪いの物語」「首くくりの物語」など、不気味な事件が頻発することに。
- 著者
- 甲田 学人
- 出版日
『断章のグリム』は、平凡な高校生の少年・白野蒼衣が「泡禍」にまつわる事件に遭遇することで「断章保持者(フラグメント・ホルダー)」として覚醒し、やがて「騎士(オーダー)」になることを決意する物語。
- 著者
- 甲田 学人
- 出版日
本作の主人公である時槻風乃は、『断章のグリム』のキャラクターである時槻雪乃の姉で、彼女自身も同作品に登場しています。『断章のグリム』の中では既に死亡しており、亡霊として妹である雪乃の取り憑いているという設定。雪乃と瓜二つの美貌で、ゴシックロリータ調のドレスに身を包んだ姿が印象的な風乃。今回は、彼女がまだ生きていた頃のストーリーです。
- 著者
- 甲田学人
- 出版日
- 2014-01-25
「安全地帯」として白線しか踏めない少年、死者と満開の桜、人には見えない蟲など、幻想的でありながら不気味で狂気を感じる題材ばかり。収録作品のひとつ「罪科釣人奇譚(トガツリビトキタン)」は甲田学人が初めて執筆した小説で、デビューのきっかけともなった作品です。その他にも人間が蟲袋に見える少年を描いた「魂蟲奇譚(コンチュウキタン)」や、ぬいぐるみが悪夢を引き起こす「繕異奇譚(ツクロイキタン)」などオカルト的な幻想譚を全部で6編収録。
- 著者
- 甲田 学人
- 出版日
- 2005-11-10
銀鈴学院高校に転校してきた柳瞳佳は、強い霊感体質をもっています。それが原因となって前の学校を退学処分になっていました。彼女は、転校初日に4人組の少女たちからとある「おまじない」の人数合わせを頼まれます。おそるおそる「おまじない」に参加した瞳佳ですが、そのまま心霊事故に巻き込まれてしまい……。
- 著者
- 甲田 学人
- 出版日
- 2017-01-10
幻想的な用語と各シリーズの緻密な設定が、人によってはたまらない甲田作品。この機会にどっぷり世界観に浸ってみてはいかがでしょうか?