船が大好きな柳原良平らしい『のりものいっぱい』
『のりものいっぱい』は、家族でどこかへお出かけをする前に読むとよりお出かけが楽しくなりそうな絵本です。
身近な乗り物「じどうしゃ」に乗ってニコニコ笑顔なのは誰でしょう。次に出てくるのはタクシー、同じ大きさの乗り物で揃えられているのかと思ってページをめくると次はバス。そして緊急自動車などへつながり、新幹線、船、飛行機も登場します。
- 著者
- 柳原 良平
- 出版日
柳原良平が大好きな船は見開き2ぺ―ジにわたり紹介されているなど、こだわりを感じられる場面もあります。
絵本で登場した「のりもの」たちは目も描かれていて、なんとなくそれぞれに表情があるように感じます。お子様も可愛らしい「のりもの」に興味を持たれるのではないでしょうか。ぜひ読後は、絵本に登場した「のりもの」を探しに街に出かけてみませんか。
身近な「もの」たちは大切な『おうちのともだち』
家にある「もの」たちが主人公の絵本『おうちのともだち』は、家電などあって当たり前になりがちな大人がハッとさせられる絵本です。
「コップ ちゃん はぶらし くん」とそれぞれ家にあって生活の一部になっている「もの」が「ちゃん」や「くん」づけで書かれている点にも注目。普段当たり前のように使う「もの」たちは、実はないと困るものばかり。それぞれの「もの」に敬意を表している気持ちが伺える絵本です。
- 著者
- 柳原 良平
- 出版日
物語は朝起きてから寝るまでの間に子供たちが触れる機会の多い「もの」たちが使う順番に書かれています。それぞれ、自分を助けてくれたり、教えてくれたり、中には遊んでくれるものも。話せるようになったお子様には、最初にクイズを出してから読み始めても良さそう。
「もの」の名前でテンポよく綴られていて、その中には「かがみくん おはよう」、「いただきます ごはん おいしい」など真似したくなるような言葉も。
そして最後には「みんな ともだち また あした」で締めくくられています。あって当たり前ではない「もの」は、自分たちの生活に欠かせないものばかり。自分が使っている気持ちではなく、「ともだち」と表現しているところにこの絵本の良さがあると思います。
いろんなにおいを絵で表現した『このにおいなんのにおい』
毎日の生活はたくさんの「におい」に囲まれて暮らしています。しかし大人になると意識して暮らすことも少なくなりますね。『このにおいなんのにおい』は、生活の中で感じられる「におい」に着目をした本です。
この本では、目に見えるのは煙くらいで色はついていない「におい」をデザインのように表した絵本です。波のように描かれた「におい」は、風にのって流れてくる様子をビジュアル化していますね。
「におい」を表現した波は「におい」の元を連想させる色、そして太いラインの中には卵焼きの絵が描かれていたり、文字が流れるように書かれていたりする場面も。
- 著者
- 柳原 良平
- 出版日
- 2004-04-15
物語は、朝起きた時に漂ってくる美味しそうな朝ごはんの「におい」から始まります。そしてまちの「におい」、季節の「におい」など物語は「におい」をポイントに展開していきます。
小さなお子様ならこの絵本を読んだ後は、鼻をくんくんしながら近所を散歩しそう。そしてお子様が大好きな「におい」は何でしょう。
この本を読んだ後は「〇〇はどんなにおい?」とクイズでコミュニケーションをとっても楽しそう。もしかしたら子供ならではの発見があるかもしれませんよ。