デザインの神の異名を持つブルーノ・ムナーリ。彼の作品を一度手にして、不思議な世界観にあっという間に魅せられたというファンも多いのではないでしょうか。芸術に対する信念を持っていたムナーリの名言とともに、おすすめの絵本を紹介します。

「芸術作品を理解するときの最大の障害は、わかりたいという<欲求>である」(『きりのなかのサーカス』からの引用)
- 著者
- ブルーノ ムナーリ
- 出版日
ムナーリが初めて息子にプレゼントしたこの絵本は、ムナーリの息子に対する愛にあふれています。表紙に描かれたプレゼントは手垢にまみれていますが、読み進めるうちに、包みを開けたくてたまらない気持ちにさせられるから不思議です。
- 著者
- ブルーノ ムナーリ
- 出版日
夜の街をぬけ、早朝の草原を行き、次にたどり着くのは洞窟でした。第三部の洞窟は、どこか謎めいていて、どんどん奥に進みたくなることでしょう。
- 著者
- ブルーノ・ムナーリ
- 出版日
- 2005-07-20
ムナーリは生前「芸術を覚えることは自転車の乗り方を覚えるのと同じだ」という言葉を遺しています。その言葉の通り、『Bruno Munari's ABC』には多くの言葉やストーリーは登場せず、ただただ目を喜ばせるイラストと、気持ちを盛り上げる短い文章が紡がれています。多くの余計な言葉より、繰り返し現れるアーティスティックな絵画と短文が、クリエイティブな発想を育てるということではないでしょうか。
- 著者
- Bruno Munari
- 出版日
- 2006-03-16
『ファンタジア』には、生涯進化し続けたムナーリの「生み出す力」の秘密が凝縮されています。「知識こそが自己表現の手段を完全に操る力を与える」(『ファンタジア』からの引用)という彼の言葉は、無知が自由な発想を生み出すという考えを真っ向から否定するものです。
- 著者
- ブルーノ ムナーリ
- 出版日
最後は難しい話になってしまいましたが、ムナーリの作品は、学びの多いものばかりでしたね。ムナーリの本は本棚にただおいてあるだけでも、センスが良くなったような気分にさせられるから不思議です。彼の作品の多くが『スイミー』の訳を手がけたことで有名な、谷川俊太郎の訳により多く出版されていて、柔らかな語り口も特徴的です。ムナーリの魔法のようなデザインを肌で感じる体験をぜひ、今回紹介した本で楽しんでみてはいかがでしょうか。