深い解釈のできる作品を多く残しながら、もう一方で赤ちゃんのための絵本も数多く発表した松谷みよ子の安心感のある絵本を紹介します。

表紙の猫がすでに良い笑顔であることが特徴のこの絵本は、ページをめくってみるとすべて笑顔が描かれています。子育てをしていたり、子どもに関わる職業についていたりする大人にとっては理想の笑顔を表現しているかもしれません。
- 著者
- 松谷 みよ子
- 出版日
- 1967-04-15
お風呂でよく見かけるおもちゃは“あひる”ですが、ここでも最初に登場するのはあひるです。そのあひるがわれ先にと、ウキウキしながらお風呂の用意をしている様子が手にとるように分かります。それにつられて慌てて服を脱いではだかんぼうになっていく子どもの様子もホッとするような安心感を思い出させてくれます。
- 著者
- 松谷 みよ子
- 出版日
- 1970-05-05
明るく元気な、そして大切な家族である妹から語られるいじめの内容と様子が変化していく表現は、胸をざわりとさせるものがあります。妹の時間が少しずつ止まってしまうことに対して、家族として、姉として何もできない苦しみが重たくのしかかってくるのを感じることができるでしょう。
- 著者
- 松谷 みよ子
- 出版日
- 1987-12-01
食卓に並ぶ食材として身近な3種類の食べ物を使って仲良く遊んでいる様子を描いています。それぞれお散歩の途中に出会っていくわけですが、普通は舟とは言えないものが舟となって登場します。舟に乗ってみんなで遊んでいる様子は表情が描かれていなくとも可愛らしい笑顔でいることが想像できるでしょう。
- 著者
- 松谷 みよ子
- 出版日
- 1999-10-20
昭和20年8月6日の朝、原爆によって広島の町と人は焼けただれ、苦しみと絶望が町を覆いました。登場人物の3歳になる女の子も同じように被爆します。
- 著者
- 松谷 みよ子
- 出版日
松谷みよ子の表現力の高さを感じられる作品の紹介をしました。子どものため、大人のため、さらには人類のためといっても過言では無いクオリティの作品を多く発表しています。年齢によっても感じ方やとらえ方が様々なのでいつまででも子供に読んであげたい絵本ばかりですね。