日本を代表する怪奇・幻想小説の第一人者である井上雅彦。ホラーやミステリー等に造詣が深く、不気味で時にマニアックな作風は多くの読者に支持されています。異形の者やモンスターがはびこる世界へ足を踏み入れてみませんか。

収録されている小説は、脱皮を繰り返す異形の女性の物語「脱ぎ捨てる場所」、屍食鬼(グール)の奇妙な晩餐会「エイプリル・グール」、何気ない男女の会話が突然奇妙に変貌する「よけいなものが」、離島の村で毎年行われる謎の奇祭「潮招く祭」など。不気味なものやグロテスクなものが多いですが、どれもどこかノスタルジックで懐かしさを感じさせます。
- 著者
- 井上 雅彦
- 出版日
サーカス団員の養老院(老人施設)である「天幕荘」が今回の舞台。空中ブランコ乗りだったマリエが、密室で転落したいとなって発見されます。しかも、死体のそばには血でできた馬の足跡が壁へと消えており……それを皮切りに、次々と起こる連続殺人。運命に導かれて天幕荘にやって来たライターの真野博史、そして泥棒にして名探偵の磨理邑雅人。やがて「刺青男」という謎の人物の存在が浮かび上がり、事件はさらなる局面を迎えます。
- 著者
- 井上 雅彦
- 出版日
第1部「マインドシアター」には、吸血鬼がテーマの「喉の柔らかい肉」や、映画『エルム街の悪夢』をモチーフにした「悪夢街の男」など18編を収録。
- 著者
- 井上 雅彦
- 出版日
- 2004-12-18
雪国の別荘地で迷う恋人たちが、一軒の館に辿り着く「白い雪姫」、アマゾン流域で事故に紛れて友人を殺した主人公が怪奇に出会う「クリープ・ショウ」、華族の末裔である主人公のドールハウスに訪れる奇妙な客を描く「化身遊戯」など、収録作品は全部で13編。どの物語も、レトロなホラー映画を思い起こさせます。
- 著者
- 井上 雅彦
- 出版日
- 2009-11-10
有名な吸血鬼画家である母親のミラルカと、息子のレイは2人暮らし。ある日、ミラルカが殺人事件の容疑者となり姿を消してしまいます。殺人現場に落ちていたミラルカの絵の切れ端。そして、レイの元に残された一冊の画集。レイは母親を救うため、戦いの舞台となる「夜のヨーロッパ」へと赴くことに。異国情緒溢れるモンスターホラーが幕を開けます。
- 著者
- ["井上 雅彦", "小島 文美"]
- 出版日
- 2011-03-17
小さい頃、怖いもの見たさでつい見てしまったホラー映画。それはいくつになっても脳裏に焼き付いていますが、井上雅彦作品にも同じ感覚を覚えます。一冊でも読めば、その「異化」された現実に魅了されること間違いなしの作品が揃っています。