20世紀に独特の音楽性を持つ詩を書き、多くの芸術家たちに大きな影響を与えたマラルメ。彼の詩集はもちろん、フランス文学を語る上で外せない詩人の姿をより理解するための本も合わせて、おすすめの5冊を紹介します!

マラルメは、孤高の詩人というイメージを持たれることが多いです。それはおそらく、なかなか読者にすんなりとは受け入れられないような彼の作品や、どこまでも詩の理想を追求していこうとする愚直な姿勢からきているのでしょう。
- 著者
- 柏倉 康夫
- 出版日
マラルメを含めた、20世紀のフランス文壇で活躍した4人に加え、彼らから大きな影響を受けた日本の作家、小林秀雄や中原中也についても言及されています。
- 著者
- 平井 啓之
- 出版日
サルトルは、マラルメを実存主義のパイオニアとして評価しています。サルトルからすると、マラルメは自らの力の無さを完全に理解しており、その理解をもって詩作に取り組もうとする姿は実存主義的である、ということです。
- 著者
- ジャン=ポール サルトル
- 出版日
数あるマラルメ論の中ではかなり早い段階で出版された本で、初期の研究段階で彼がどのようにとらえられていたかを知ることのできる貴重な本です。
- 著者
- A. ティボーデ
- 出版日
正直、フランス文学を勉強している学生でも、マラルメを理解するのは非常に難しいでしょう。目を通した後、その難解さゆえに本を閉じたくなってしまうかもしれませんが、それを我慢して音読してみてください。翻訳でも、言葉の美しさは感じられます。まるで音楽のような、とても心地よいリズムを刻むのです。ドビュッシーなどの音楽家がマラルメに影響を受けたのも、納得できるでしょう。
- 著者
- 出版日
マラルメの詩は難解ですが、彼はフランス文学史に必ず登場する詩人ですし、たとえ意味は理解できないにしても、作品にある音の美しさはぜひ一度味わってみてもらいたいです。彼が追求した詩の理想の精神がなんとなく感じ取れるのではないでしょうか。ぜひその美しい詩を朗読してみてください。