早く子供を寝かしつけたいのに、いつまでも元気に興奮している子供は眠そうな気配を見せない……よくあることです。元気な子供の心を落ち着かせ、スムーズに眠りにつかせるための寝かしつけにぴったりなおすすめの絵本を15冊紹介します。

部屋の中は落ち着いた色合いで描かれていますが、額縁などがクローズアップされる場面はモノクロで描かれています。ハッキリした色合いばかりだと頭がすっきりして目が覚めてしまいそうですが、この絵本全体の色使いは心を落ち着けてくれることでしょう。
- 著者
- マーガレット・ワイズ・ブラウン
- 出版日
大きないすにちょこんと乗っているねこのぼうやがとてもかわいらしく、また座ると眠ってしまうという面白い設定も、すんなりと読む人を物語に引き込んでいきます。
- 著者
- ゆーち みえこ
- 出版日
- 2007-10-01
男の子が住んでいる家や、それを取り囲む木、さらに空にぽっかりと浮かび上がる月までも眠そうに見えます。作品の中には「ねむいねむい」という言葉が繰り返し使われているので、読んでいるほうも、聞いているほうも催眠術にかかっているかのように眠くなってしまうかもしれません。
- 著者
- ユリ シュルヴィッツ
- 出版日
絵本の表紙に出てくる男の子が主人公なのかと思いきや、この絵本の主人公はありとあらゆる生き物たちです。ハトは家族や友達とみんなで仲良く身を寄せ合い、とても愛らしい寝顔を見せてくれます。ガは、白いはなびらのように窓に止まって寝る姿を見せてくれます。
- 著者
- シャーロット・ゾロトウ
- 出版日
- 2014-03-19
『ひつじのよる』は、えんぴつで書かれたようなタッチの、懐かしい雰囲気の絵本です。
- 著者
- ヤナキ ヒロシ
- 出版日
この絵本の魅力は何といっても落ち着いた色合いと、柔らかな風合いで描かれたお母さんと子供の絵です。文字がわからず見ているだけの子供にとっても、頬を赤く染めたお母さんと子供が寄り沿う姿に母親の深い愛情を感じられるのではないでしょうか。
- 著者
- チョン スニ
- 出版日
子グマの手を引いて男の子が夜の街を歩くシーンは、子供にとっては未知の世界ですね。実際に夜の街を歩いたことが少ない子供たちは、少しの興奮と不安を抱えながら男の子と子グマを見守ることでしょう。夜の街を歩き回っても、子グマのお母さんは見つかりません。ついに子グマは泣き出してしまいます。男の子は不安な気持ちに共感し、安心させようと子グマをぎゅっと抱きしめます。
- 著者
- 酒井 駒子
- 出版日
男の子がお父さんと一緒に選んだ不思議なベッド、お母さんは中古よりも新しい物を望むかもしれません。でも子供にしか見えないロマンチックな夢の世界への扉が、不思議なベッドには隠されています。
- 著者
- ジョン バーニンガム
- 出版日
はりねずみが道中で出会うのは不思議なものばかりです。水たまりの中に浮かぶ星や、返事をする井戸、そして真っ白な霧に包まれた真っ白な馬。はりねずみは真っ白な霧に馬が包まれていくのを見て、馬が霧に溺れてしまわないか心配になります。
- 著者
- ["ユーリー ノルシュテイン", "セルゲイ コズロフ"]
- 出版日
- 2000-10-25
アルジェリア生まれの作者が描いた絵本に、絵本作家であり翻訳家としても知られる、きたやまようこが日本語で文章を描いたどこまでも優しい気持ちになれる作品です。
ある日、お月さまと出会った僕。一緒にいると黙っていても楽しくて、こんなにウキウキ、ハラハラ、ドキドキしたのも初めての経験です。一緒にいるとあっという間に時間が過ぎて、夜明けが来るとお月さまが消えてしまうので、僕は家に招待しました。一緒に歌って踊って、時間を忘れるほど夢中になって。そしてその気持ちを他の誰かにも伝えたくなって……。こんな素敵な気持ちをくれた友達との、最高のめぐり逢いの物語です。
- 著者
- ["アンドレ・ダーハン", "きたやま ようこ"]
- 出版日
- 1999-06-25
お月さまの驚いた表情、男の子と一緒にはしゃぐ様子、吊り下げられた紐が切れそうになる時の哀しそうな顔。全ての表情や仕草がユーモラスで生き生きと描かれ、お月さまの声まで聞こえて来るようです。
全ての絵が、男の子とお月さまの気持ちを表していることにも注目です。お月さまが水に落ちそうになる場面では全ての物が色を無くしてお月さまも白く描かれ、2人ではしゃぐ場面では子どものクレヨン画のように楽しさが前面に描かれ、絵を見ているだけで2人の気持ちが伝わってきます。また、一本一本の線が柔らかく、水面や空の色の移り変わりなど、淡い色遣いの色彩が物語の優しさを更に際立たせています。
そして、お月さまと男の子が触れ合う時の嬉しそうな様子。お互いがお互いを思いやる気持ちに溢れています。文章がシンプルで短く綴られているからこそ子どもにも分かりやすく、友達ができるって素敵だなと心から感じることができるはずです。
デンマークの国民的作家、イブ・スパング・オルセンが描くユーモアたっぷりの作品。縦長の形が、つきのぼうやの冒険の魅力を更に際立たせています。
お月さまは、ある晩見つけた池の中にいるもう一つのお月さまのことが気になって仕方がありません。そこでつきのぼうやの登場です。お月さまに頼まれて、もう一つのお月さまを探す旅に出掛けます。
空からどんどん降りて行くつきのぼうや。途中で星を蹴飛ばし、雲を潜り抜け、渡り鳥や凧に出会い……。お月さまを探す旅は続きます。お月さまのように丸いボールやりんごも見つけましたがお月さまではありません。街を通り過ぎ船着き場を越えて、たどり着いたのは水の中。しかし、いるのはお月さまとは大違いの魚ばかり。
さて、つきのぼうやは無事にもう一つのお月さまを見つける事ができるのでしょうか?
- 著者
- イブ・スパング・オルセン
- 出版日
- 1975-10-20
つきのぼうやが空から地上に降りて行く間に出会う、たくさんの物や人がどれもユーモアに溢れどんどん読み進めたくなってしまう作品です。
つきのぼうやに出会った時の人々の反応も様々で、びっくりして目を丸くする人もいれば、嬉しそうに手を振る子どもも。男の子がつきのぼうやだと分かっている子どももいれば、全く信じようとしない大人もいる。この大人と子どもの反応の違いも見ていて面白いですよ。
そして、ラストのお月さまの様子がなんとも微笑ましく、幸せな気持ちにさせてくれます。
月に行ってみたいという子どもの思いをしっかりと受け止め、形にしてくれる作品です。
月に行くためにはどんな方法が想像できるでしょうか?山を登って塔を作りはしごで雲を乗り継いでいく?それとも風船で空を飛ぶ?小学生が3億人繋がってやっと届くほど、遠くにある月。ロープを登れば120年、はしごでは60年くらい、エレベーターでは1年。こんなに上り続けられませんよね。では、15日でたどり着くと言われている飛行機はどうでしょう?それも残念ながら無理なようです。
そこで考えられたのがロケット。本を丁度半分読み進めたところに、見開きで大きなロケットが細部に渡って描かれています。そして、その後のページには宇宙での生活についてや地球から月への道のり、ロケット以外に現在考えられている月に行く方法が詳細に描かれています。
図鑑のように分かりやすく描かれた内容に、子どもの好奇心はきっと刺激されることでしょう。いつの時代も子ども達の憧れである月への旅が少し身近に感じられますよ。
- 著者
- 松岡 徹
- 出版日
- 2014-09-03
大きな月を見ていると、すぐにでも手が届きそうだと考えたことがある人も多いのではないでしょうか?近いようでも遠い月。どうして飛行機では行けないの?上って行くとしたらどのくらいの時間が掛かるの?といった、子どもの疑問に真剣に丁寧に答えてくれる作品です。
ロケットの作りも子どもには難しいのではないかと思うほど詳細に描かれていますが、だからこそ子ども達は自分でその言葉を読み取り理解しようと頭を働かせるのでしょうね。詳細な説明の中でも、全て子どもが知っている分かりやすい言葉で説明が書かれていますし、漢字にもルビが振られていますのでじっくりと読めば必ず理解できるように描かれています。
もちろん子どもだけではなく、大人が読んでも興味深い内容ばかり。ぜひ親子で、月への憧れを現実のものへと近付けてみてくださいね。
作者は代表作『はらぺこあおむし』など、鮮やかで一度見ると忘れられない絵と温かなストーリーで世界中の子ども達から愛されるエリック・カール。あっと驚く仕掛けと子どもへの愛にあふれた作品です。
ある晩、窓からお月さまを見ていた女の子のモニカ。お月さまと遊びたくて、パパにお月さまをとってと頼みます。すると、パパは長いはしごを持ってきて高い山のてっぺんに立て、ついにはお月さままで上ってしまいました。でもお月さまはあまりにも大きくて持って帰ることができません。そこで、お月さまが毎晩小さく小さくなってからモニカの元へと持って帰ったのです。
モニカは大喜び。しかし、その間にもお月さまはどんどん小さくなりついには消えてしまいます。お月さまにはもう会うことはできないのでしょうか?
- 著者
- エリック カール
- 出版日
長いはしごが登場する場面は見開きで本当に長いはしごが描かれ、大きなお月さまはページをめくると突然現れるあっと驚く仕掛けで描かれ、子ども達が歓声をあげること間違いなしです。見開きのページには子ども達にめくる方向が分かりやすいように矢印が描かれるなど、どこまでも子どものことを考え作られたのだということが伝わってきます。
自然にできた模様のように描かれたお月さまの顔はどの表情も穏やかで、お月さまに顔があったら本当にこんな表情なのかもしれないなと思わせてくれます。そして、毎晩少しずつ小さくなっていくお月さまの様子。自然と月の満ち欠けについて学ぶこともできますね。
「パパ、あのお月さまとって!」という娘の言葉から生まれたというこの作品は、娘へのそして全ての子ども達への愛情であふれています。
何度失敗しても諦めない姿と月夜の美しい景色に癒される作品です。
主人公は、お月さまを初めて見たもぐら。キラキラ光るお月さまがどうしても欲しくて、あの手この手でお月さまを取ろうとします。棒で突こうとしたり、どんぐりを投げてみたり……。周りの動物からはお月さまは遠くにあるから無理だよと言われますがどうしても諦めきれません。そこで今度は高い木に登ってみることにしました。やっとの思いで登り切ったと思ったらなんと木から落ちてしまったのです。
目標に向かって頑張るもぐらは、お月さまをつかまえることができるのでしょうか?
- 著者
- ジョナサン エメット
- 出版日
もぐらの何度でも諦めずに挑戦する姿に、いつしかエールを送っていることに気付きます。この純粋な気持ちはきっと子どもの姿そのものなのでしょうね。そして、もぐらが落ち込んでいる時に傍に来て慰めてくれる仲間の動物達。その優しさもじんわりと心に沁みわたります。
ラストの台詞は、もぐらが自分の目標に向かって思い切り挑戦したからこそ分かった成長の証の一言に感じます。きっと子どもも同じで、周りから教えてもらった情報ではなく、自分でやってみて初めて分かる事があるのでしょうね。
すべてのページに描かれたお月さまの美しさにも癒されながら、ぜひ親子でゆっくりと読んでみてくださいね。
この絵本では、ただ単にキスするだけでなく、カウントダウンしながらキスしていきますので、リズム感も楽しめます。絵本に出てくるお部屋のデザインもかわいらしくて、赤ちゃんの表情もとても愛らしいのです。
- 著者
- カレン・カッツ
- 出版日
- 2003-09-30
いかがでしたか?眠れ眠れと催眠術のように唱える絵本もあれば、夢の世界が楽しみでベッドに飛び込みたくなるような絵本もありました。子供の年齢や好みに合わせて選んだり、プレゼントにもおすすめの絵本ばかりでしたね。