緻密な絵にあらわれる優しさとリアリティが魅力的で、かわいらしいキャラクターも登場する安野光雅の絵本は小さいお子様だけでなく大人もぐっとくる作品ばかりです。

ひらがなの絵が木の棒を使って表現されており、細かい木目の描写が安心感を生み出します。少しずつ曲がっていたり釘でくっつけていたり、それぞれのひらがなの作り方を想像しながら見るのも楽しいかもしれません。
- 著者
- 安野 光雅
- 出版日
- 1976-02-20
ページをめくっていくと、少しずつ物事が繋がっていることが分かります。海に浮かぶ船から船着き場、持久走のスタートとゴールなど、“次はどこが繋がるのだろう?”というわくわく感も楽しめるでしょう。次を想像する楽しさがあるのは安野光雅の絵本ならではかもしれません。
- 著者
- 出版日
- 1977-04-15
題名通り大きなものが好きな“おうさま”は、家来に様々なものを大きく作るように命じますが、そのチョイスが一見欲深なようで、実は子どものように純粋なものばかりなのです。時々驚くようなものも大きくするように命じていますが、ナイフやフォーク、チョコレートなど可愛らしいものばかりです。
- 著者
- 安野 光雅
- 出版日
- 1976-08-25
徐々に天動説に疑問を持ち始める人類は躍動感をもって表現されているのを感じることができるでしょう。大海原へ旅立つための船を作っているページは新しい発見を目指していた当時の雰囲気を感じることができます。黄金の国と呼ばれた日本に関する記述もうかがえます。
- 著者
- 安野 光雅
- 出版日
- 1979-08-05
考え方の根元の項目ごとに自分たちが何に着目するべきなのか、答えをどう導けばよいのか……まさしく数学を解いていく心地を体験できます。それも可愛らしいキャラクターと優しいイラスト付きなのだから、数学といわず数字や理論が苦手な人でも楽しく取り組むことができるでしょう。
- 著者
- 安野 光雅
- 出版日
- 1982-11-20
安野光雅といえば……という定番の作品を中心に紹介してみました。彼の来歴からうかがうことができますが、絵本だけでなく画集や随筆のような作品も多く発表しています。絵を楽しんだ後は彼の仕事や思想についての本に触れてみても良いかもしれません。子どものときに見つけられなかった考え方を新たに取り入れることができるかもしれませんね。もちろん、お子様向けの絵本も数多く発表されているので、親子で安野光雅を楽しむのも良いでしょう。ぜひ手に取ってみてください。