様々な作品が生まれ大人気のライトノベルですが、その元祖と言える作品は80年代にありました。現代のラノベ作家の中にはこの時代の作品を愛読書としている方も多く、今回は、ラノベ業界の土台となったといっても過言ではないおすすめの作品をご紹介します。

宇宙を舞台に、腕の立つ犯罪トラブル・コンサルタントの女コンビが活躍する冒険譚です。SFラノベ作品ですが、いわゆるスペースオペラとよばれる宇宙活劇なので難しいことはなく、普段あまりSFや理系分野に馴染みのない方でも、楽しく読むことができます。
- 著者
- 高千穂 遙
- 出版日
- 1980-05-31
少女小説の世界で名作と誉れ高い作品で、特別な力を持った女の子が異世界へと飛ばされてしまい、様々な活躍をしながら成長していくという王道ストーリーですが、物語は基本的に美弥子の語りで書かれているため、視点もそれほど広くありません。背景は壮大ですが、異世界と現実との考え方の違いに戸惑う美弥子達の気持ちなどが丁寧に描かれているのが特徴です。
- 著者
- 新井 素子
- 出版日
グロテスクでありながらどこか甘美な夢を見る吼を中心に、壮大で奇怪な運命を描いた伝奇小説です。同作者による別シリーズ「闇狩り師」の主人公・九十九三蔵が登場するので、夢枕獏の作品を好む人にとっては二度おいしいラノベとも言えるでしょう。
- 著者
- 夢枕 獏
- 出版日
- 2013-08-24
幻想的、神秘的な作風を特徴とするゴシック小説に、ホラーとバトル、ファンタジーの要素も取り入れた作品です。かつて「貴族」として人間を食料、家畜として隷属していた吸血鬼と、支配される人間、そしてどちらにも属さない異形の主人公という構図は、後の多くの作品に影響を与えたと言われています。
- 著者
- 菊地 秀行
- 出版日
作者は自身を現役最古のライトノベル作家と語っており、その作品もまた、以降に発表された多くのライトノベルに影響を与えることになりました。特に本作は、若い世代の作家にもファンが多く、まさにラノベの元祖と言っても過言ではありません。
- 著者
- 笹本 祐一
- 出版日
- 2011-08-30
アニメ化、漫画化とされているので、そちらから原作を知ったという方も多いのではないでしょうか。第1巻が発売されたのが1986年で、既刊は15巻(2017年4月現在)とスローペースの刊行ではありますが、その壮大かつ緻密な設定のもとに練られた大河ファンタジーは、今でも根強い人気を誇っています。
- 著者
- 田中 芳樹
- 出版日
物語の舞台は古代より遥か昔のアトランティス。想像も及ばないような壮大なスケールの大地と運命を巡る壮大な大河エンターテイメントです。28部に及ぶ長編物語ですが、ティーエやラクシなどを始めとした魅力溢れるキャラクター達が活躍する冒険は、もっと読んでみたいと自然に思ってしまいます。
- 著者
- 竹河 聖
- 出版日
この作品はもともと雑誌にTRPG(テーブルトークRPG)を紹介するための物語として作られましたが、後に1つの小説として完成させられました。
- 著者
- 水野 良
- 出版日
- 2013-10-31
物語の世界観は、いわゆる剣と魔法の異世界で、冒険者達が冒険をしてレベルアップするという、RPGをやったことのある方なら非常に見慣れたものとなっています。ただ、この物語の中では、通信販売があったり、冒険者を支援するための組織などが整備されていたりと、冒険者達の生活に現代っぽさが加えられています。
- 著者
- 深沢 美潮
- 出版日
ファンタジア長編小説大賞を受賞した作品で、本編は全部で15巻、外伝は全部で35巻ある大長編。刊行時に読んでいた世代から、その子供に当たる世代まで時代も世代も超えて親しまれている人気作です。ちなみに、外伝に当たる『すぺしゃる』と『すまっしゅ。』は、物語の時系列上では本編より前になっているので、本編を読み終わった後にもう一度、時系列順に並べ直して再読するのも面白いですね。
- 著者
- 神坂 一
- 出版日
- 2008-05-20
いかがでしたか? いつの時代に作られても面白い作品は面白いと再認識させられますね。王道と呼ばれているストーリーも、始まりは必ずあります。この機会に、ぜひ手にとってその始まりを探してみてください。