ジャンルレスに様々な小説を生み出している五十嵐貴久。ホラーサスペンスの傑作と名高い『リカ』を筆頭にメディア化された『交渉人』などで有名ですが、中でも特におすすめしたい6作をランキングでご紹介します。作品選びの参考にしてみてください。

舞台は東京・蒲田。町工場の一人息子・梶屋信介(通称カジシン)は、高校受験を目前にして交通事故に遭ってしまいます。そのため入学できたのは、文系であるカジシンの志望校とはまったく別の、私立王島工業高校。望んでいなかった進路に戸惑いながらも入学したカジシンは、ひょんなことから「キューブサット設計コンテスト」に参加することになります。
キューブサットとは小さな立方体の人工衛星。文系少年だったカジシンは、キューブサットを無事作る事が出来るのでしょうか。
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
- 2008-11-13
主人公・カジシンをとりまく登場人物たちがとにかく良いです。頭脳に絶対の自信を持つけれど守銭奴の大先生、実は優しい不良少年の翔さん、そして家業の電器屋を手伝うかつてのガールフレンド彩子。他にもカジシンの祖父や彩子に想いを寄せるオタクの大学生など、個性的で魅力的な仲間たちとともに、キューブサット完成に向けて奮闘します。
仲間たちと過ごす青春、それは何物にも変えがたい人生の贈り物。こんな仲間たちと必死になって一つの事をやり遂げたカジシンが、羨ましく感じます。等身大でまっすぐな登場人物たちはそれぞれが必要不可欠で、感じるのはチームワークの大切さ。あたたかい人情とロマンをたっぷり味わえる青春小説です。
登場人物のキャラクター描写が秀逸です。探偵事務所を構える主人公の宮本をはじめ、宮本のもとで暮らす血の繋がらない家族・加奈、息子の将来を思うあまり探偵社にまで足を運ぶ西村と、美大志望の息子・昌史の4人を軸にしていますが、彼らの個性がぶつかりあい、より一層、痛快なストーリーに仕立て上げられています。
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
野球部に所属しながら練習もせずにおニャン子クラブに夢中になる部員たちが、情けないながら愛おしく感じるのは、そこに懐かしさを感じるからかもしれません。
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
37歳独身・課長補佐で仕事もバリバリこなす主人公、川村晶子に迫る14歳年下の男性、児島とは……? 波乱の予感しかない展開ながら、2人の関係が気になりグイグイ読み進めてしまいます。
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
- 2011-04-05
緻密な犯行計画により証拠を一切残さない誘拐犯と、捜査にあたる警察との頭脳戦はハラハラする展開で読み応え充分です。犯人の要求は、条約締結の中止と破格の30億という身代金。果たして金や名誉は本当に大切なのか? を問いかけるヒューマンサスペンス小説として秀逸です。
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
犯人グループと交渉人による、息のつまるようなドキドキの交渉シーンから目が離せません。先の展開が知りたくて次から次へとページを捲っていくと、そこにはさらに衝撃の展開が!
- 著者
- 五十嵐 貴久
- 出版日
恋愛小説から時代小説、ミステリから青春小説まで多彩な作品を有する五十嵐貴久のおすすめ5選、いかがでしたか? 今回おすすめした作品には、人気ゆえシリーズ化されたものもあるので、気になった人はぜひシリーズで読んでみてください。また違った魅力が発見できるはずですよ。