作家生活50年を迎えた大ベテラン作家・森村誠一は、日本を代表するミステリー作家の1人です。多くのジャンルの小説を生み出し、多数の受賞歴を持っています。そんな森村誠一の多彩な小説から、おすすめの6作品を紹介します。

史実に少しだけ、しかし大胆な設定を加えるだけで、単なる歴史小説の枠に収まらない森村誠一の傑作が生まれました。
- 著者
- 森村 誠一
- 出版日
- 2012-10-16
社会派ミステリー作家として名高い森村誠一ですが、本作はミステリーというより冒険活劇に近いでしょうか。社会の中で腫れ物扱いされている老人たちが、強大な組織に立ち向かっていく姿にシビれますよ。
- 著者
- 森村 誠一
- 出版日
- 2016-03-11
冬山という存在は、それだけで閉ざされた密室です。本作では、そんな冬の北アルプスを舞台に山の恐ろしさと人間の本性の恐ろしさを描き出しています。
- 著者
- 森村 誠一
- 出版日
- 2008-10-10
全編にわたって、組織と個人との関わり合いをモチーフに、本来争うべきではない人間同士が作り上げてきた社会からの救いが描かれています。競争社会において、保身を貫くことの美醜を問いながら、「人間」の無明の闇を晴らしていく意欲作です。
- 著者
- 森村 誠一
- 出版日
- 2008-05-09
ある黒人男性・ジョニーの殺人事件からストーリーが始まります。何の目的でアメリカから日本へやってきたのか……、ジョニーを殺害したのは誰なのか、事件の真相はやがて衝撃の事実へと繋がっていきます。
- 著者
- 森村 誠一
- 出版日
- 2004-05-15
新選組の中心人物である近藤勇、土方歳三、沖田総司の幼少期から始まり、新選組の興亡が描かれています。
森村誠一の『新選組』の特徴は美談では終わらないというところです。誰かを美化するということはなく、新選組の行動などについても客観的に書かれています。新選組について書かれている本はたくさんありますが、ここまで客観的に新選組を描いている本は他にありません。
また、新選組に関するエピソードを丁寧に描きながら、幕末の動乱を駆け抜けた新選組の人間関係やそれを取り巻く人たちの心情が巧みに描かれています。それと同時に新選組の周りがどのように動いていたのかということも描かれているので、時代の動きも同時に知ることが出来るようになっているのがこの作品の特徴です。
- 著者
- 森村 誠一
- 出版日
- 2003-10-01
上巻と下巻に分かれており、上巻は武田観柳斎の暗殺まで、下巻は函館戦争までの話が描かれています。
戦いの描写はリアリティがあり、中には生々しすぎて少し引いてしまうような表現もあります。そのような表現が苦手な方にはあまりおすすめすることはできません。しかし、文章は難しすぎるということはなく、幕末の出来事や新選組について客観的な状況を知りたいと考えている人には読みやすい作品になっています。
本格的な謎解きはもちろん、人間の心模様や本質をえぐるように描き出すのが森村誠一の小説の特長です。今回おすすめした5作のほかにも、膨大な数の著書がありますのできっとお気に入りの1冊が見つかるはずですよ。