「涼宮ハルヒ」シリーズをはじめとする数々の名作を生み出してきた角川スニーカー文庫。今回の記事は、その文庫の中でもおすすめとされる10作を紹介します。

……と、ここまでは異世界冒険ラノベとして聞こえはいいでしょうが、実際のストーリーは、和真による異世界ライフの満喫です。見知らぬ世界に転生することになったとはいえ、せっかく生き返ることができたから、和真は平穏に暮らすことを望みます。
- 著者
- 暁 なつめ
- 出版日
- 2013-09-28
そんな中、ショコラという謎の美少女に出会い、彼女が「絶対選択肢」を解除する手掛かりを持っていることを奏は知ります。そして、選択肢に振り回されながらも、学園生活を取り戻すために奔走していくのです。
本作の見所は、何と言っても奏の持つ「絶対選択肢」という能力にあります。頭の中に「選べ ①美少女が落ちてくる ②女装して落ちる」という感じで突然浮かんでくるのです。
- 著者
- 春日部 タケル
- 出版日
- 2012-01-31
そんな中、唯一の人間族の生き残りである主人公のヴィレム・クメシュは、友人である緑鬼族のグリックから兵器管理の仕事を斡旋されます。そこで、クトリら妖精兵の少女たちと出会い、彼女らの面倒を見ていくことになるのです。
かつて、ヴィレムは地上が滅びる前の戦いで、「獣」に対抗する力を持つ存在「勇者」のひとりとして名を馳せていました。しかし、戦いの中で石化することで一人だけ生き延びることになってしまい、さらに結果として大切なものを守れなかった喪失感と罪悪感に囚われ、孤独に身を任せる日々を送り続けていました。
- 著者
- 枯野 瑛
- 出版日
- 2014-10-31
この作品の売り文句は「ビミョーに非日常系学園ストーリー」。一見、学園モノのラノベとして、その普遍的な高校生活が事細かく描写されています。
- 著者
- ["谷川 流", "いとう のいぢ"]
- 出版日
しかしそこに涼宮ハルヒという存在と、彼女がSOS団の団員として引っ張り込むキョンら仲間たちと、彼女らの周囲で起きる出来事が、本作を引き立たせる役目となっているのです。さらにハルヒが引き入れた団員、有希とみくると一樹は、なんとそれぞれ本物の宇宙人、未来人、超能力者。彼女らはハルヒに隠された「ある秘密」を調べるために彼女に近づいたと、キョンに打ち明けます……。果たして、ハルヒの秘密とは?
この作品の見所は、十六夜、飛鳥、耀の異世界での活躍ぶりにあります。十六夜はとにかく何でも拳で押し通そうとする俺様系の少年。飛鳥は美貌のお嬢さまだけどかなりのタカビー。そして耀は動物が大好きだけど、超がつくほどの無口。3人は題名にもある通りの「問題児」ですが、自分たちと行動を共にすることになる味方の奪還や、次々と自分たちの前に立ち塞がる障害や強敵たちを打ち倒すという形で信じられない活躍を見せてくれます。
- 著者
- 竜ノ湖 太郎
- 出版日
- 2011-03-31
怜悧が命じた女の子への性行為こそが、この作品のキーワードであり、目玉ともなっています。傷無には「接続改装(ハート・ハイブリッド)」と呼ばれる特殊な能力があり、魔導装甲の異性の所有者に対して、胸を揉んだり体を抱いたりなどのエッチな行為を行い、愛情と快感を共有することでその魔導装甲もろとも所有者をパワーアップさせられるというものなのです。
- 著者
- 久慈 マサムネ
- 出版日
- 2014-01-31
セクハラとしか見て取れないその行為だからこそ、愛音ら女の子たちは勿論、傷無も当初は困惑、辟易していました。しかし、異世界との戦いの未来がかかっているという使命感で、これを前向きに受け入れていくようになるのです。
そして、傷無と共に戦っていくうちに、愛音ら女の子たちも彼に想いを寄せていくようになり、ついに彼を巡って争奪戦まで繰り広げるようになるのも見所となっています。そんな学園モノ、アクション、エロス、ラブコメがミックスした「魔装学園H×H」シリーズを、皆さんも堪能してみてください。
マリアローズは、様々な特徴を持っています。例えば、女なのか男なのかよく分からない容貌と華奢な体つきで、実際の性別は不明だということ。本人は女ではないと言っていますが、作中で女性らしい描写や挿絵があったり、クラン「昼飯時」のリーダーのアジアンをはじめとする多くの男たちに言い寄られ、想いを寄せられています。
- 著者
- 十文字 青
- 出版日
- 2004-11-29
そして、冒険ラノベにおいて付き物である戦闘でも、これといった能力は勿論、戦闘能力自体はあまり大したことがないということ。ZOOの中でも最弱と評されるほどであり、他のメンバーから「お荷物」と呼ばれることも少なくありません。
そんな、個性溢れ、美しくも頼りないマリアローズですが、ZOOの仲間たちと共に宝探し稼業に明け暮れます。時に彼(彼女?)の前に思わぬ敵が現れたり、罠にはまって仲間と分断させられたり、そして悪夢の中に迷い込んだり……。幾度となく襲ってくるピンチというピンチに見舞われても、進む足を止めないマリアローズの姿に皆さんもドキドキハラハラさせられつつも、夢中になっていくあまり、ページを捲る手を止めないことは間違いないでしょう。
『ソードアート・オンライン』で知られるBUNBUN(abecの別名義)が手掛けるイラストで彩られた、美しき主人公とその仲間たちの地下世界の冒険ラノベ「薔薇のマリア」シリーズ。皆さんも第1巻「夢追い女王は永遠に眠れ」から、マリアローズたちと共に地下世界への冒険に出かけてみませんか?
普段は、自分が必要だと思ったことにしか目を向けない主人公が、姉に強引に入部させられたような形の古典部の部長から依頼された数々の謎解き。最初は困惑していた奉太郎ですが、推理に次ぐ推理を重ね、様々な経験を重ねていくうちに、自分にできることは何か。自分が他人のために何をしてやれるのか、ということを積極的に知っていこうとしていきます。そんな人間として成長していき、さらに難解になっていく謎に挑戦し、真実を求めようとする奉太郎の姿に、皆さんも目が離せなくなることでしょう。
- 著者
- 米澤 穂信
- 出版日
- 2001-10-31
このシリーズの見所は、なんといってもミリオポリスを舞台にしたSFモノならではのバトルシーンです。先述の犯罪やテロの増加を背景にする形で、児童労働や身体障害児に対する機械化が合法化されており、ケルベルス遊撃小隊の3人もそれぞれの不運の過去から手足は勿論、体の一部をも機械化しています。
- 著者
- 冲方 丁
- 出版日
主人公の悠真は、ハーレム願望持ちでありながらもどうしようもなく恋愛下手。さらに女の子たちもツンデレや潔癖性など、それぞれ恋愛に奥手だったり否定的で、脱出するために悠真と恋し合おうとしてもうまく噛み合いません。そして、恋愛に発展しそうになったとしても混ぜ返されたり修羅場になったりで、にっちもさっちもいかない状況です。巨大な密室と化した旧校舎の中での悠真と女の子たちのやり取りは、ラブコメとして笑いと興味を誘われ、ページがスラスラ進むことは間違いないでしょう。
- 著者
- 竹井 10日
- 出版日
- 2012-04-28
いかがでしたでしょうか。今回は「涼宮ハルヒ」シリーズも含めて、角川スニーカー文庫でおすすめの10作を紹介しました。この紹介記事を見て皆さんも読んでみたいものが1作でも思い当たったら、今すぐにでも本屋や図書館で探してみてくださいね。