たくさん勉強したけれど、考える力がついているか自信がない、アイデアが浮かばない、もっと知的な生活を送りたい……。そういった方におすすめな作品が、外山滋比古の本です。知の巨匠とも呼ばれた、外山による著書を5冊、ご紹介していきます。

著者は知識を詰め込む学校教育に賛成ではありません。より考える力を身に着ける、より考えるとはどういうことかを知ること、といったことに重点が置かれています。本書で著者は、著者自身の思考に触れることで、読者が自分の思考を問い直すきっかけになることを期待しているようです。とにかくたくさん勉強して知識を押し詰めにしてきた大学生にとっては、著者の柔軟な発想とのびのびとした思考と深い考察は、新鮮に映るのでしょう。勉強に疲れた若者が、考えることの楽しさを発見できるヒントが詰まっています。
- 著者
- 外山 滋比古
- 出版日
- 1986-04-24
著者が生まれたのは、大正時代。戦前戦後は、日本人は外国を模倣しようと一生懸命になり、戦後は多くの研究者が海外留学していました。著者は英文学者でしたが、あえて留学はしないと決めたそうです。外国に行って生活に溶け込んでしまっては、当事者としての視点しか持てなくなる……。あくまでアウトサイダーの視点を大切にしたかったのでしょう。
- 著者
- 外山 滋比古
- 出版日
- 2016-07-01
子どものときには「なぜ?」「どうして?」の連発ですが、成長するにつれ増えすぎた知識が邪魔をして、自分の考え方の枠から出られなくなってくるのもの。しかしただ知識を詰め込み、引き出しにしまい、それをそのまま出し入れするだけでは、単に人からの受け売りであり、自分の頭で考えているとはいえませんよね。
- 著者
- 外山 滋比古
- 出版日
- 2016-07-03
『思考の整理学』と同様、「自分はこれをコツとして元気にしている」というような実体験に基づく秘訣をエッセイ風にまとめた本書。よくあるような健康本ではなく、型にとらわれない考え方で、精神的に元気に、いつまでも知的に楽しく年をとるコツがいくつも紹介されています。
- 著者
- 外山 滋比古
- 出版日
- 2014-11-01
各話に大きな字で書かれる格言が印象的な本書は、158ページという薄い本ですが、短い言葉の中にエッセンスが詰まっていて、普段本をあまり読まない方も手に取りやすい1冊です。知識を詰め込むことを良しとしない著者ですから、あまり多くを語らずに読者により考えさせる形にしたのでしょう。
- 著者
- 外山 滋比古
- 出版日
- 2014-07-24
外山滋比古の著書は、内容に学ぶことが多いのももちろん、文章の読み進めたときの心地よさも魅力の一つといえます。著者に会ったことがなくても、物腰柔らかな、それでいて歯切れの良い語りが想像できます。堅い枠にはまらない、柔軟で多角的で深い考察は、新しい見方を求める方に必ずや大きな刺激を与えてくれることでしょう。