疲れたあなたに、そして大切な誰かに、とっておきの時間を与えてくれる絵本。今回は、張りつめた心を解き放ったり、温かい気持ちになったりできる、大人の方にぜひ読んでもらいたい絵本をご紹介します。

キルティングのベットカバーが綺麗な田園風景と繋がっていきます。女性が寝室から空を飛び立っていくページなど、日常では決してありえないファンタジーを感じる異空間には、目が釘付けになりますよ。
- 著者
- セーラ・L. トムソン
- 出版日
毎日をこなしていくことが必死で、周りを見る余裕のないときに、この絵本を開けば、周りの景色が違って見え、ぱっと目の前が明るくなるはず。まず、人間の本質に立ち返ることができます。目の前のことももちろん大切ですが、地球単位で大きく物事を見ることで、目の前のことがいつもと違う視点から考えることができるのです。読後は、自分の視野が大きく広がっていることに気づくでしょう。
- 著者
- 出版日
たとえば100人のうち「52人が女性です 48人が男性です」(同書より引用)と、具体的な数字が示されていきます。また、100人のうち、20人が栄養を取れず、1人が死にそうで、太りすぎが15人いることを知れば、飢餓の問題や食品ロスの問題を我が事のように感じられるはず。私たち大人にできることが何なのかと、自ずと思いを巡らせてしまいますね。
- 著者
- 池田 香代子
- 出版日
「ぼく」がキュートナをどれだけ大切に思っているか、愛しているか、ページをめくる度に伝わってきます。呼吸をするのと同じように、キュートナのことをいつも考え、どんなときにでも思い出す「ぼく」。小学生の男の子がラブレターを書いたような、キュートナを思う素直な気持ちがたまりません。
- 著者
- 荒井 良二
- 出版日
- 2001-02-27
「じゃあね 明日一日で世界がなくなってしまうんだとしたら?」(同書より引用)
- 著者
- おーなり 由子
- 出版日
この絵本を読めば、互いを思いやる気持ちが自然に溢れ出て、小さな衝突はなくなり、優しくなれるかもしれません。親しい方におすすめしてみませんか? 子どもから大人まで読んでもらいたい絵本です。
- 著者
- 小山薫堂
- 出版日
- 2010-10-16
幼児期、あるいは小学校の低学年の時期に、カエルくんのように自分の周りにある物に対し、考えを巡らせたことはありませんか? 子どもは大人が思いもよらないことを考えついたりします。
- 著者
- いわむら かずお
- 出版日
- 1996-04-25
羊飼いの男性も、ずっと強かったわけではなかったのではないのでしょうか? 同じ人間ですから、不安になったり、寂しくなったり、辞めたくなったときもきっとあったはず。しかし彼は最後まで投げ出しませんでした。何度も自分に言い聞かせて、奮い立ったのでしょう。
- 著者
- ジャン ジオノ
- 出版日
おおかみのように一人ぼっちになってしまったとき、大人になった私たちはどうしたらよいのでしょうか? 助けを求めても誰も答えてくれない。それは、ときに人に対してだけでなく、自分にしかわからない苦しみだったりする場合もあるでしょう。そんなときにどうしたらいいか、おおかみの子どもが教えてくれますよ。
- 著者
- 佐々木 マキ
- 出版日
- 1977-04-01
彫刻家のエリは、パンチネロを大切に思い、愛してくれていました。愛のまなざしだけをパンチネロに向けるのです。誰かに愛されている安心感が、自信と強さを与えてくれますよね。それは時に家族だったり、恋人だったりするかもしれません。信仰を持っている方には、神であり仏でもあるでしょう。そんな人々に愛を向ける象徴として、エリは描かれています。
- 著者
- マックス・ルケード
- 出版日
- 1998-10-05
以上、10冊をご紹介しました。勇気をくれるもの、癒してくれるもの、心をあたためてくれるもの、優しい気持ちを蘇らせてくれるものと様々です。今回ご紹介した作品は、大人になったからこそ、その絵本が伝えてくる深いメッセージを胸の奥深いところで受け取れるのかもしれません。子どもの頃には、読み取れなかったものがみえてくる絵本なのでしょう。また同じ内容でも、何回か繰り返し読む毎に、感じる部分は変わってくるはず。どの作品も絵本の奥深さを、改めて認識できますよ。