小説家や批評家として活躍する高橋源一郎。その独特な雰囲気に魅せられる人も多いでしょう。三島由紀夫賞や谷崎潤一郎賞なども受賞した高橋源一郎のオススメ作品を5冊、ご紹介します。

ちなみに高橋は、恋多き人としても有名。同じく作家の室井佑月とかつて結婚していたのですが、それまでにすでに3人の女性を妻として迎え入れ、離婚してきました。
室井とは不倫関係からスタートし、その後彼女とも高橋の不倫が原因で別れてしまいます。しかしそのあとから2018年1月現在までは、5人目の妻となった相手と続いているそうです。そんな彼の経歴を知ると、また作品に違った読み方ができそうです。
自由詩のような言葉が連ねられた小説なので、慣れてない人には少しわかりにくい文章かもしれません。しかしそこに描かれているのは、言葉というよりも感情であり、その受け取り方は読み手によって変わってきます。例えば、古い名前は役人が川へ捨てるのですが、そこに悪戯な悪ガキ達が集まってくる場面。
- 著者
- 高橋 源一郎
- 出版日
- 1997-04-10
一見すると7つの章はそれぞれが独立した短編小説のようにも読めるのですが、これは長編小説であり、文章によってストーリーが表現されているわけではなく、それらが根本で繋がっているような感覚に捉われます。つまり、この物語は目で意味を追うのではなく、頭を空っぽにして読み進める物語なのかもしれないのです。それは、作品中の文章からも感じることができます。
- 著者
- 高橋 源一郎
- 出版日
- 2006-06-03
まず、読むにはある程度の覚悟が必要な小説です。ケンジのママがAVの中で行っている描写の中に下記のような一部分があります。
- 著者
- 高橋 源一郎
- 出版日
- 2005-09-02
例えば、本の冒頭に登場する「オッペルと象」。宮澤賢治の同タイトルの作品は、オッペルに騙された白い象が過酷な労働をさせられるという話ですが、今作に出てくるオッペルは、何度も女に捨てられた挙句、象をペットとして飼おうと思い付きます。
- 著者
- 高橋 源一郎
- 出版日
- 2010-10-20
「ずっとむかし、ぼくたちはみんな、誰かが書いたお話の中に住んでいて、ほんとうは存在しないのだ、といううわさが流れた。でも、そんなうわさは、しょっちゅう流れるのだ」(『さよならクリストファー・ロビン』より)
- 著者
- 高橋 源一郎
- 出版日
いかがでしたか? わかりやすいストーリーの文学は読みやすく楽しいものですが、少しクセのある、読めば読むほど考えが深くなっていく作品もまた楽しいものです。これまで高橋源一郎の作品を読んだことのない人も、ぜひ手に取ってみてください。