星新一、筒井康隆と並び日本SF界の御三家と言われる小松左京。ミリオンセラーとなった『日本沈没』は誰もが知っているのではないでしょうか。今回は『日本沈没』だけじゃない、小松左京の作品をランキング形式でご紹介します。

- 著者
- 小松 左京
- 出版日
- 著者
- 小松 左京
- 出版日
全25編からなる小松左京のSF短編集です。SF界の巨匠が子どもたちに向けて書いた、贅沢なショート・ショート。
表題作になった「宇宙人のしゅくだい」は、ヨシコと宇宙人との約束の物語です。地球人の性質を分析するために宇宙人に誘拐されたヨシコ。そこで宇宙人から、地球攻撃計画を聞かされます。そこでヨシコは「私が大人になったら、きっと戦争のない星にして、地球をもっともっと大切にする」と約束。「地球を大切にする」の言葉が胸に響きます。
「にげていった子」では、負傷した少年と出会い、彼を家に上げて手当をしてあげますが、「零戦」に過敏に反応し、彼は防災頭巾を残していなくなってしまいます。その防災頭巾に書かれていた名前とは。そして少年はどこへ……。
他にもほっこりしたりゾワっとしたり、時に感動したりの、珠玉の短編作品集です。
小松左京が子どもたちに伝えたい未来への希望、自然、宇宙の大切さが描かれています。その一方で、この先子どもたちが生きていく未来に対して危惧し、社会に対しての厳しい視線、警鐘も感じ、大人としては色々と考えさせられます。
ショート・ショートなので子どもでも一編一編集中して読めるでしょう。一人読みも良いですが、読み聞かせをしながら親子で楽しみたい素敵な作品。秘められた意味は深くても、決して説教じみていないので、楽しく読むことができます。
子どもだけではなく、もちろん大人でも楽しめるのは小松左京のなせる業。自分が生きる地球に想いを馳せながら、この贅沢なSF作品集をご堪能ください。
- 著者
- 小松 左京
- 出版日
- 著者
- 小松 左京
- 出版日
- 著者
- 小松 左京
- 出版日
- 2005-12-06
- 著者
- 小松 左京
- 出版日
今回ご紹介した作品以外にも作家デビューのきっかけとなった『地には平和を』や、映画化もされた『さよならジュピター』など見逃せない作品は、まだまだたくさんありますよ。一筋縄ではいかない作品が多い小松左京ですがじっくり読み進めていけば、達成感が味わえることは間違いありません。