「好きな小説は何ですか?」ミステリー、恋愛、ジャンルはいろいろありますが、ファンタジーと答える方も多いはず。昔からファンタジーは世界中で愛されてきました。そこで今回は海外ファンタジー小説から厳選した作品を紹介いたします。

巻を追うごとに出てくる魅力的なキャラクター、複雑に張られた伏線など、最後まで飽きません。また王道ファンタジーらしく、魔法やドラゴン、様々な魔法道具や珍しい食べ物がたくさん出てきます。これらを想像しながら読むとまた一味違った世界が楽しめます。
- 著者
- J.K.ローリング
- 出版日
- 2014-03-05
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品らしく、主人公の女の子がとってもパワフルです。
- 著者
- ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
- 出版日
- 2004-11-06
また、ダレンは「これは物語ではない」「現実は物語のように上手くいかない」と何度も読者に語りかけてきます。あくまでもこの作品は、ダレンが経験したことを綴った手記なのです。その真相は最終巻の12巻で明かされます。子供向けと侮るなかれ。なるほどそうきたか、と思わず唸ってしまいますよ。
- 著者
- ダレン・シャン
- 出版日
- 2006-07-15
冒頭のシーンで、編み棒がどこを探してもないと訴えるケイトにメイおばさんはこう言います。
- 著者
- メアリー ノートン
- 出版日
- 2000-09-18
この作品の魅力は「魔法」や「伝説の生き物」が出てこないのに、とってもファンタジックな世界になっていることです。6千年も前の太古の森を旅するトラクたち。現代では解明された物事も、昔は精霊や神様の仕業で想像もつかない出来事だったのです。魔法や伝承の生き物がいなくても、精霊たちと共存していた時代は、ある意味全く違う世界が舞台といえるでしょう。まさに、ありそうでなかった海外ファンタジー小説です。
- 著者
- ミシェル ペイヴァー
- 出版日
- 2005-06-23
ダイナミックでスピーディーな展開の中でも特出するのは、主人公エラゴンの内面の葛藤が実によく描かれていること。何が正義で悪なのか思い悩み、自身の弱さとも向き合いながら進んでいく彼の姿に、励まされる読者も多いのではないでしょうか。
- 著者
- クリストファー・パオリーニ
- 出版日
- 2011-11-08
物語の舞台はMiddle-earth(中つ国)。そこには人間、ホビット、トロル、ドワーフ、ゴブリンなど多種族が共存しています。話の中心となるのはサウロンの作った指輪。その指輪を破壊するため、ホビット族のフロドは旅に出ます。彼の仲間になるのは、人間、ドワーフ族、エルフ族、魔法使いの8人。行く手には様々な困難が待ち受けています。フロドははたして目的を果たすことが出来るのでしょうか……。
- 著者
- J.R.R. トールキン
- 出版日
ロフティングは少年文学に向けた自身の思いを、次のように本書に記しています。
- 著者
- ヒュー・ロフティング
- 出版日
- 2000-06-16
本書にはハイタカに懐きペットのような存在になるオタク(ヘグ)が登場するのですが、滅多に人に懐かないこのオタクがハイタカに付いて行ったのは、彼が真の名である「ヘグ」を知っていたから。ヘグはハイタカが旅の途中ピンチに陥った時も助け、彼を支えます。
- 著者
- アーシュラ・K. ル=グウィン
- 出版日
- 2009-01-16
主人公のデービットはある日、奇妙な張り紙を目にします。そこには「下宿人募集ーただし、子どもとネコと龍の好きな方。」との募集要項が。その一軒家を訪れたデービットは、不思議な陶芸家の女主人リズと出会います。彼女はそこで娘のルーシーとともに暮らしていました。家は彼女が作った龍の置物であふれていて、2階には“龍のほら穴”という名前の部屋までありました。
- 著者
- クリス・ダレーシー
- 出版日
- 2013-03-21
ある日、父に見捨てられた母親と2人の娘は、引っ越すはずだった家に3週間待たないと入居できないことを知り、途方に暮れます。しかし、楽天家の母はとんでもないアイデアを思いつきました。毎日閉店間際にデパートに来て隠れ、デパートが閉まっている間そこを住処にしようというのです。
「世界で一番素敵なデパート」といわれる豪華で巨大な「スコットレーズ」では、欲しいものが何でも揃っています。18時の閉店時間が近付くと親子はスコットレーズに向かい、ベッド売り場で寝たり、期限の切れた食べ物を失敬したりして隠れ住んでいました。
デパートに住むというのはもちろん悪いことなのですが、彼女たちは「万引きはしない」というポリシーだけは固く守り、デパート生活を謳歌していたのです。
- 著者
- ["アレックス・シアラー", "野津 智子"]
- 出版日
- 2005-11-02
しかしある日、親子に事件が起こります。宝石売り場に忍び込んだ泥棒と鉢合わせしてしまったのです。もちろん、泥棒を撃退すれば自分たちがデパートに住んでいることがバレてしまいます。3人は泥棒を相手にどう立ち回るのでしょうか?ハラハラドキドキの夜のデパートでの冒険が始まります。
ありえないストーリー、ありえない展開、なのに目が離せず一気に読んでしまう、ファンタジーの中でも異彩を放つ作品です。デパートに住むといっても、食べるものは?お風呂は?寝る場所は?など、様々な疑問がわいてきますが、3人の母娘はいろいろな工夫を凝らして生活していきます。
少しだけシュールで荒唐無稽な物語は、心配性で現実主義の長女・リビーの視点から主に語られていきます。楽天家の母との対比も見どころです。
子どもの頃に誰もが一度は妄想する出来事を、そのまま描いたようは本作は、楽しい夢のような作品です。終始ドキドキが止まらず、しかし家族の絆についても考えさせられる部分があります。ぜひ親子で読んでみてください。
「本日五時以降チョコレートは禁止する」
舞台はイギリス。選挙で選ばれたその名も「健全健康党」は、国民の健康を掲げてこう宣言しました。この政策に異議を唱える少年・スマッジャーとハントリーは、自由にチョコレートが食べられる世の中を取り戻すために立ち上がります。本作は元々イギリスのBBC放送がドラマとして作ったもので、これが評判となって後に小説化されました。
「チョコレート禁止法」を発表した健全健康党は、甘いものを国中から次々と処分していきます。法令に背くと逮捕され、「再教育」と称して恐ろしい洗脳を受けることになるのです。そこで、スマッジャーとハントリーが計画したのは「地下チョコバー」でした。ここでチョコレートを密輸しようというのです。
しかしそれが警察にばれ、スマッジャーは逮捕されてしまいます。出所したスマッジャーに会いに行ったハントリー。しかし、せっかく会えたスマッジャーの口からは、驚くべき言葉が発せられるのでした。
「チョコなんていらない」
- 著者
- アレックス シアラー
- 出版日
「もし甘いものが法令で禁止されてしまったら?」という非常に興味深いコンセプトで描かれる物語です。甘いものが大好きな大人と子どもが国に反旗を翻して戦うというストーリーは、反骨精神と情熱を感じることができます。
スマッジャーとハントリーが計画したチョコレートの密造は、やがて国家を揺るがす革命へと発展していくことになるのです。
会話が中心でテンポよく進み、時にはチクリとくる社会風刺も混ぜ込まれています。思想を押し付ける人間と、それに反発する人間、自由を奪われた人々が、それを取り返すまでのジュブナイル作品です。読み終わればスカッとして、思わず自由を噛みしめながらチョコレートを食べたくなります。
「自由を手に入れるには、ただ勇気があればいい」と教えてくれる作品です。今まで当然だと思っていたことが突然禁止されたら、あなたならどうしますか?
『モモ』で有名なドイツの作家、ミヒャエル・エンデが描いたファンタジー小説で、『ネバーエンディング・ストーリー』として映画化もされた有名作品です。デブでのろま、いつもいじめに遭っている冴えない主人公・バスチアンは、いじめっ子から逃れるために入った古書店で『はてしない物語』という一冊の本を見つけます。
夢中になって読んでいるうちに、「ファンタージエン」という本の中の異世界へ導かれたバスチアンは、滅亡寸前のファンタージエンを救って英雄となり、何でも願いが叶う力を手に入れます。しかし、その代わりに現実世界での記憶がひとつずつ失うことに。
ファンタージエンで友人になったアトレーユは、元の世界に戻るよう彼を説得しますが、バスチアンはだんだんと帰る気をなくしてしまうのでした。
- 著者
- ミヒャエル・エンデ
- 出版日
- 2000-06-16
勉強はできない・運動音痴、けれど想像力は人一倍のバスチアン。母親はすでに他界し、父親は彼に無関心でした。
バスチアンが古書店で手にした『はてしない物語』は、「幼ごころの君」という女王が統治する異世界、ファンタージエンの物語です。そのファンタージエンを今は「虚無」が支配していました。そんな世界を救うため、アトレーユという少年が旅に出る、というストーリーです。そして、バスチアンも本の中へ。
本の世界に入ったバスチアンは、現実世界と違って見目麗しく強い少年となっており、魔法の剣を装備していました。望んだことは全て叶い、周りからもちやほやされたことで、バスチアンは少しずつ増長していきます。やがては友人だったはずのアトレーユや、幸いの白い竜フッフールとも対立、彼らを追放したバスチアンは、自分がファンタージエンの王になろうと立ち上がるのです。
ただの異世界冒険譚というだけではなく、これまで否定されてきた少年が力を手にすることで落ちていく様子も、この作品には描かれています。大きな世界と国を意のままにできてしまったことで道を踏み外すバスチアンは、とても人間くさくてリアルに映ります。
彼はこの色彩豊かなファンタジー世界をどのようにしてしまうのでしょうか。映画とはまた違った展開にも注目です。
第1巻から第4巻までが一つの話の区切りとなっており、第5巻からは前述した4人兄弟がかつて王や女王としてナルニア国を統治していた頃の、ナルニア国黄金時代について描かれます。その後の第6巻はナルニア国誕生の物語を描いており、それまでの様々な謎や話の流れが整理され、読者としてある種の達成感が味わえる作品になっています。
- 著者
- C.S.ルイス
- 出版日
- 2000-06-16
いかがでしたか?どれも人気のある海外ファンタジー小説です。面白そうだな、と思ったときが読みどきですよ。どれも完結しており、一気読みできるものばかり。この機会に読んでみませんか?