リベラリスト星野智幸が幻想的な作品に込める、社会への問いかけ。今回はそんな星野のおすすめ作品を5作、ご紹介します。

人が誰しも抱く「消したい過去」と「消せない過去」。過去にとらわれず、明るく前を向いて生きていくことは、難しいことなのかを考えさせられます。ヒヨヒトのように過去を忘れようとする人もいれば、常に過去と向き合うことによって自我を保とうとする糖子のような人もいるでしょう。平等に過ぎていく時間を過ごす中で、新たな一歩の踏み出し方は、ヒヨヒト、糖子、蜜生、それぞれ違っていました。
- 著者
- 星野 智幸
- 出版日
- 2004-10-28
「黄砂舞う島国」。つまりこの作品の世界は幻想世界・近未来世界を装った日本。そして象徴として君臨する「若オカミ」とは、天皇制度のことを示しているのでしょう。
- 著者
- 星野 智幸
- 出版日
「自殺」問題に斬り込む本作。「俺」が「俺」を追い詰めて自殺を選ぶ物語は、現代社会への鋭い眼差しを感じられることでしょう。
- 著者
- 星野 智幸
- 出版日
- 2013-03-28
種から生まれ、恋をし、交わり、殺され、また生まれる植物世界。植物世界の本能的な世界の描写は、人間世界の精気のなさによって、より毒々しい美しさが協調されています。
- 著者
- 星野 智幸
- 出版日
- 2005-01-26
社会情勢のみならず、文学のことやサッカーの話題まで詰め込まれた本作。辛辣な言葉で綴るものもあれば、ユーモアあふれる温かい文章もあり、星野智幸の面白さがぎゅっと凝縮されています。星野作品をまだ読んだことがないという方にもおすすめの1冊です。
- 著者
- 星野 智幸
- 出版日
- 2014-11-08
幻想的な世界を描きながら、根本には現代社会の問題をテーマにしている星野智幸の作品。まだお手に取ったことのない方は、これを機会にぜひ読んでみてくださいね。