失恋をしたとき、最近恋愛から遠ざかっているなと思うとき、泣ける恋愛小説を読んでみませんか? いっぱい涙を流してスッキリした後には、次の恋が待っているかもしれません。

- 著者
- 有川 浩
- 出版日
- 2010-01-23
- 著者
- 七月 隆文
- 出版日
- 2014-08-06
京都の美術大学に通う南山高寿は、通学の電車内で福寿愛美に一目惚れをします。勇気を出して告白し、交際することになった二人。次第に「高寿くん」「愛美ちゃん」と呼び合うようになるなど、甘い交際が丁寧に描かれていきます。しかし彼女には、重大が秘密があったのです……。
詳しく述べられませんが、この秘密を知ってからの展開は切ないもの。今までの彼女のちょっと不可解とも思える言動などの真意が分かり、涙なしでは読めません。
京都が舞台となっており、京阪電鉄、京都市動物園、丹波橋、宝ヶ池など京都の名所が登場するのも本書の魅力の一つでしょう。「京都本大賞」を受賞しており、京都の人達にも愛されている作品です。聖地巡礼(物語の舞台となった土地や建物などを聖地と称して訪れること)をしてみるのもいいですね。
<福士蒼汰の出演映画、テレビドラマを解説!イケメンだけじゃない実写化キャラに注目>
小松菜奈のその他の出演作が知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
<小松菜奈の出演作は原作つきばかり!依頼殺到の実写化映画、テレビドラマの魅力とは>
- 著者
- 小川 洋子
- 出版日
- 2005-11-26
市川拓司が送る、ファンタジックな世界観の中で主人公たちが繰り広げる青春恋愛小説。中学時代の同級生で親友3人の織り成す人間模様が美しく、心を打ちます。同名で製作された映画と共に高い人気を博しました。
- 著者
- 市川 拓司
- 出版日
- 2007-04-06
智史という主人公と、彼の親友の佑司、花梨は中学で出会います。3人の間には不思議な連帯感が生まれ、いつしかかけがえのない親友となっていくのです。そんな中、密かに花梨のことを想っていた智史。しかしそんな居心地の良い3人の関係も、智が父親の仕事の都合で引っ越さなければならなくなり、だんだんと疎遠になっていきます。
時は流れ、智史は29歳。アクアプランツを販売するお店を経営しています。アルバイトの募集をかけてしばらくして、働きたいと言ってお店を訪ねてきたのは、森川鈴音と名乗る女性。智史は彼女を採用し、帰る家がないという彼女との奇妙な同居生活が始まります。しばらくして、智史は鈴音が実は花梨だと気がつきます。心のどこかでずっと思い続けてきた彼女に、やっと再会できたのでした。
智史と同じく佑司の居場所は知らないという花梨。そんな中、病院から佑司の重体を知らせる電話が。彼の容体を見に、病院へ通う二人。智史も薄々感づいてはいましたが、花梨には秘密がありました。長い間眠り続けている「鈴音」という花梨の姉。間も無く花梨も姉の元へ行かなければならないと言うのです。そしてそうすれば、意識不明の佑司の目を覚ますことができると……。
現実には起こり得ないシチュエーションとストーリー展開ですが、美しい文体と、登場人物たちの清らかな心がそれを忘れさせ、ファンタジックでロマンティックな世界に浸らせてくれます。
生きていることへの有り難み、人を好きになることの美しさと醍醐味を鮮やかに思い出させてくれる、透き通った朝露のような作品です。
本作では、会えない時間に募る思いとその後が描かれます。2009年には太宰治の生誕100周年を記念して映画化もされています。
- 著者
- 太宰 治
- 出版日
本作では、福岡・佐賀・長崎の三県が舞台となっており、地方都市に住む若者の閉塞感が丁寧に描かれています。
- 著者
- 吉田 修一
- 出版日
- 2009-11-06
出会い系サイトで出会った女性の言動に耐え切れず、衝動的に殺害してしまった土木作業員の清水祐一。男性経験もなく、紳士服店の販売員をしながら平凡な暮らしを送る馬込光代。二人は出会い、お互いが運命の相手だと確信します。祐一は光代に殺人を犯してしまったことを告白し、自首しようとしますが、光代はそれを止めて一緒に逃げようと言います。警察に見つかる恐怖を抱え、逃避行の末にとある灯台へ。束の間の幸せな時間を過ごし、お互いの愛情を確かめ合いますが、パトカーのサイレンが近づき……。
その後読み進めていくと、祐一の最後の行動の真意が分かります。そこには深い愛情が隠されていたのです。祐一の心情を想像すると涙が溢れます。光代はその真意に気づいたのでしょうか? ぜひご自身の目でご確認ください。
藤井は彼女である佳美に結婚しようとプロポーズをしますが、結婚するためには練習をしようということで、1年間、結婚したつもりの同棲生活を始めます。最初は幸せそうで順風満帆な同棲生活ですが、いきなり佳美が癌の宣告をされ……。
- 著者
- 中村 航
- 出版日
- 2007-11-06
本作は藤井の実家で飼っている犬の体調が良くないという、両親の報告からはじまります。この犬が弱っていくまでと、佳美の体調が悪くなっていく様子が重ねられ、進んでいく物語。ラストのシーンでは色々と考えさせられるので、小説に出てくる一つひとつの言葉をよく理解し、ゆっくりと読みたくなるような一冊です。また、読後は数時間ぼーっとしていたくなるほど余韻を残します。
愛していた人の余命宣告は、本人も残された方にとっても辛いことでしょう。しかし決して辛いだけの話ではなく、病気になった人が明日を向く強さなど、この本から学ぶこと、元気をもらうこともたくさんあるはずです。
思わず泣ける恋愛作品、見つけられましたか? 今回ご紹介した作品が思いっきり泣ける作品であることを願っています。