そういうことだったのか!と思わず膝を打つ瞬間がミステリー小説の醍醐味ではないでしょうか。文字を追っていく中で自分の推理が、気持ちよく裏切られる快感を存分に味わえる作品をご紹介!どの作品も読んだ後には誰かに紹介せずにはいられない逸品です。

- 著者
- 小林 泰三
- 出版日
- 2013-09-20
メルヘンで奇妙なアリスの世界のイメージが一気にダークに染まっていく……。それほどまでにグロテスクで凄惨。なのにそれがなんだかクセになります。
そしてなんとも摩訶不思議なミステリーです。現実の世界と夢の世界がリンクしていて、夢で見たアリスの世界で死んでしまうと、現実の世界でも死んでしまうのです。
主人公は大学院生の栗栖川亜理。最初に見たハンプティ・ダンプティの墜落死の夢のあと、現実世界でも玉子というあだ名の知人が墜落死にリンクしたところから、物語は始まります。
夢の中ではアリスが犯人だとされ、処刑されれば現実世界のアリスも死んでしまう。果たして、犯人は誰なのか。アリスの世界での正体は誰なのでしょうか。
不思議の国のアリスのキャラクターはもちろんのこと、一風変わった会話や、世界観がしっかり埋め込まれており、アリス好きならではの楽しみ方もできます。
もちろんアリスに詳しくない方でも、しっかりとミステリーを楽しむことができます。あなたはこの謎を解くことができるでしょうか。ラストに待つ衝撃の結末をお楽しみください。大どんでん返しが待っています。最初から最後まで、どうぞ読み逃しのありませんように。
なお、続編として『クララ殺し』も出版されていますので、合わせてお楽しみください。
- 著者
- 歌野 晶午
- 出版日
日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞、このミステリーがすごい! 第1位、本格ミステリベスト10 第1位、と2004年の話題を一身に集めた作品。
「何でもやってやろう屋」を自称する元探偵の主人公成瀬は、同じフィットネスクラブに通う久高愛子から、悪徳商法業者の詐欺に巻き込まれた身内の相談を受けます。同じ時期に、駅のホームで飛び込み自殺を図った麻宮さくらを助ける成瀬。
このふたつの出来事をきっかけに、物語はどんどん転がり出すのです。悪徳詐欺の話、主人公成瀬が探偵見習いの頃の話、主人公の飲み仲間である安さんの娘の話、様々な話が紆余曲折しながら混ざり合います。
読者の思い込みをうまく利用した、叙述トリックのお手本となり得るような本作。ストーリーの終盤には、驚きの連続が用意されていて、ラストのラストには想像もしないような結末を迎えます。しかし、読後の後味は良く、思わずもう一度読み返したくなるような作品になっているのです。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 1995-03-07
- 著者
- 乾 くるみ
- 出版日
- 2007-04-10
- 著者
- 殊能 将之
- 出版日
- 2002-08-09
- 著者
- 綾辻 行人
- 出版日
- 2007-10-16
面白さをお分かりいただけたでしょうか?どの作品も、気持ちのいいくらい鮮やかに読者を騙してくれる作品なのですが、説明すればするほどネタバレになりはしないかと心配で、言いたいことの半分くらいしかお伝えできなかった気がします。順位はつけましたが、どの作品もおすすめです。